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60歳以上は現役世代!定年延長と定年後再雇用の違いを理解しよう

JENNIE 編集部
2018年12月20日

60歳が定年だったのはもう昔。現在では60歳はまだまだ現役です。では、60歳を迎えたあと、働き方はどのように変わるのでしょうか?60歳以上の働き方、定年延長と定年後再雇用についてご説明します。

定年延長と定年後再雇用の違いとは

定年年齢が65歳未満に定められている企業では、従業員が65歳を迎えるまで、3つの措置のいずれかを講じる必要があります。

一つ目は、定年の年齢を65歳まで引き上げること。二つ目は、継続雇用制度を導入して65歳まで働くことができるようにすること。そして三つ目は、定年そのものを廃止することです。

定年延長とは、その企業で現在雇用している全ての高年齢者が対象となるものです。待遇は定年前と同じで、変わらず働くことができます。定年後再雇用は、定年を迎えた際に一度、雇用契約が終了します。再度雇用契約を結ぶことになるため、雇用形態や賃金、勤務時間などといった待遇が変わります。

厚生労働省が2017年に行った調査では、雇用確保措置として継続雇用制度を導入している企業の割合は80.3%でした。そして2013年に東京都が行った「高年齢者の継続雇用に関する実態調査」によれば、定年前の所定時間内賃金を10割として考えた場合、継続雇用後の賃金は5割から6割と答えた企業が最多で23.3%でした。次いで6割から7割未満で22.6%。10割と答えた企業は8.9%でした。

つまり、定年後再雇用では給与は定年前の5割から7割というところですが、これはあくまで所定時間内賃金、基本給の話です。契約社員などになり、それまで受け取っていた役職給等のさまざまな手当てがなくなった場合、実際の給料はさらに少なくなります。定年前と同じ仕事内容、勤務時間でも収入だけ激減してしまうという事態も覚悟しておかなければならないのです。

給与の大幅減に備えて知っておきたい給付制度

先程ご説明した通り、定年後再雇用では給与が大幅に減少してしまうケースが多くあります。高年齢雇用継続給付は、この問題を救済する制度です。

高年齢雇用継続給付は、雇用保険制度の一つで、60歳のときの賃金と比較して、60歳以後の賃金が75%未満の場合に支給されます。対象者は雇用保険に5年以上加入している一般被保険者で、60歳以上65歳未満の人です。高年齢雇用継続給付には支給限度額があり、平成30年8月1日時点での支給限度額は359,899円です。

支給限度額は毎年8月1日に改正され、この限度額以上の賃金をもらっている場合は給付の対象外となります。支給対象月に支払われた給与額と高年齢雇用継続給付の算定額の合計が支給限度額を超えた場合は、支給限度額から支給の対象月に支払われた給与を引いた金額が支給額となります。

給付額の計算方法の基準は、60歳以前の賃金からどれだけ賃金が低下したかです。賃金の低下率が61%を超え、75%未満である場合は、60歳以降の毎月の賃金に一定の割合、15%から0%を掛けて算出します。賃金の低下率が61%以下のときには、60歳以降の毎月の賃金に15%を掛けて算出します。

賃金低下率の算出方法は、60歳以降の賃金から60歳以前の賃金を割った割合です。60歳以前の賃金にも上限と下限があり、上限は469,500円、下限は74,100円です。

定年後再雇用時に給与が大幅に下がってしまう場合には、こうした救済制度があることを知っておきましょう。

定年後、新しく仕事を見つけるためには

「定年後再雇用で仕事の内容は変わらないのに大幅に給与が減るくらいならば、新しい仕事を見つけよう」という考えも選択肢の一つです。しかし、定年後に新しい仕事を見つけるということは簡単なことではありません。

定年後、仕事の空白の期間をつくってしまうと、再就職はさらに困難になります。仕事の空白期間をつくらないためにも、定年前後は仕事内容や給与にはあまりこだわらずに継続して働くということを心がけましょう。

また、複数の仕事を持って、個人事業主のような働き方をし、収入を積み上げることが理想です。そのためには、現役時代に早いうちから高度な専門性を要する実務経験を身につけたり、これができるという具体的なスキルを身につけたりして、来るべき定年に備えておくことが大切なのです。

ーまとめー

政府は公的年金の受け取り開始年齢を、受給者の選択によっては70歳を超える年齢に先送りできる制度の検討を始めています。今後は70歳までを視野に入れた働き方を考える必要がありそうですね。

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