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熟戦力とは?シニアが定年後も活躍するために求められることとは

JENNIE 編集部
2018年08月02日

人生100年時代。定年を迎えた後、あなたはどう過ごしますか?
労働者人口が年々減少し、人手不足が深刻化している今、シニア層の活躍が期待されています。

「熟戦力」と呼ばれるパワーには、何が求められているのでしょうか。

そもそも「熟戦力」って?

「熟戦力」とは、長年にわたって組織で働いた経験、スキルを活かし、実務担当の即戦力となって活躍する60代が中心の定年後の人が持っている力のことを指します。

長寿命化や年金支給開始年齢の引き上げにより、60代以降もまだまだ働きたいと思っているシニア層と、少子高齢化による人手不足で人材が欲しい企業側のニーズがマッチし、お互いにとって利益がある関係になれるケースが増えてきています。

健康寿命も飛躍的に延び、60代はまだまだ元気に働ける年代です。そして長年組織の中で培ってきたチーム力や、次の世代に自分の経験や知識を伝えたいと思う社会貢献力があります。長年の実務経験に裏打ちされたこうした力が、企業にとっても非常に大きなものとなっているのです。

熟戦力として活躍できるシニアの特徴

シニア世代の中でも、長年のキャリアによる豊富な経験や高い専門性を持っている人材は魅力です。

たとえば、営業職なら営業のノウハウと人脈を活かした新規開拓や市場調査、建築士や施工管理技士などの資格を活かした建物の修繕計画の策定や工事見積りなど、必要とされるジャンルは多岐にわたります。定年退職後、自分の経験を活かした資格を取得するなど、努力を怠らずに新しい仕事に就く人もいます。

また、新しい会社で働く上では、若い世代に教えたいという社会貢献力や適応能力の高さも重要です。自分が持つ経験や知識を惜しみなく伝えようとする姿勢は高く評価されます。自分が年長者であっても、謙虚な態度で周囲に接するなど、新しい職場や仕事に早く馴染もうとする姿勢も大事です。

熟戦力として活躍している人は、豊富な経験と専門性、社会貢献力、適応能力の高さを兼ねそろえているのです。

シニアが熟戦力として期待される業務

シニアが熟戦力として期待されている業務は様々あります。

海外進出を目指す中小企業では、海外営業や海外での法人立ち上げの経験を、海外展開の相談窓口として活かしてほしいというニーズがあります。新規に参入する分野では、経験や知識は非常に重要だからです。

他にも中小企業では、経営企画やマネジメントの経験を活かして社長補佐や顧問として活躍されている方もいらっしゃいます。
人事経験者は、採用担当をしていた時の経験や管理職をしていた時の経験から、大学でキャリアカウンセラーという需要もあります。

また、ITエンジニアはシステムメンテナンスや改修の分野で需要が高く、熟戦力が重宝されるケースが増えてきているのです。古い開発言語で構築されたシステムのメンテナンスや再構築は、古い開発言語が理解できる人の方がスムーズに行えるということが要因です。

このように、熟戦力を求めている業務は数多くあり、広がりをみせています。働くことを生きがいとして真摯に仕事に取り組む姿勢は、企業にとっても有益で、今後熟戦力を受け入れる企業が更に増えていくと考えられます。

ーまとめー

熟戦力の活用が求められ、働きたいと願うシニア層も増加しています。しかし、仕事がしたいと考えているシニア層がスムーズに仕事に就けているかというと、必ずしもそうとは限りません。

意欲はあるが仕事に就けないシニア層の理由の第一位は、求人の年齢と自分の年齢が合わないということです。次いで、希望する種類や内容の仕事がない、という理由が挙がっています。今後は人事制度の整備やシニア層の就業サポートなど、企業側の理解を含め整備していく必要があります。

熟戦力として活躍している人達は、早い段階から定年後のことを視野に入れて行動を起こしています。ミドル世代のうちから将来に備えて準備を始めることが重要といえそうです。

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