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シニアの労働力が求められる時代に!「生きがい」として働く

JENNIE 編集部
2018年06月08日

少子高齢化で労働人口は年々減り続けています。減りゆく人口のなかで労働力を確保していくために、シニアの労働力が欠かせない時代がやってきているのです。

しかし、シニアに若い世代と同じような働き方を求めるわけにはいきません。シニアに求められる働き方はどのようなものなのでしょうか。

少子高齢化により労働人口は減少へ

内閣府が平成26年に発表した「人口減少と日本の未来の選択」のデータを見てみると、「労働力人口は、出生率が回復し、尚且つ女性がスウェーデン並みに働き、高齢者が現在よりも5年長く働いたとしても、2060年には5,400万人程度まで減少する」とされています。

女性がスウェーデン並みに働くというのは、30~49歳の女性の労働力率が90%という水準です。たとえ出生率が回復して、女性やシニアの労働参加が図られても、労働人口はマイナスの傾向が続く見込みとされており、労働者不足は深刻になっていくという未来がそこにはあります。

このような状況下で注目されているのが、「シニア世代の労働力」です。シニアの人口が増えていくのであれば、シニアの労働力も増やしていくしかないのです。シニアも一緒になって社会を支えていくということが期待されています。

日本はシニアの労働率が世界8位

OECDの「労働力統計報告書」によると、日本は65歳以上のシニアの労働率が22.8%で、世界8位です。最もシニアの労働率が高い国はアイスランドで、日本のほぼ2倍、40%のシニアが働いています。

このランキングを見ると、日本やアメリカのような経済大国では、約5人に2人のシニアが働いているという結果が出ています。対して、スロベニアやギリシャ、スペインなど、負債や失業などの経済的な不安を抱えた国では、シニアの労働の割合は約50人に1人~1.5人。

このことから、シニアが労働に参加するかしないかは、個人の経済的な豊かさだけではなく、シニアを受け入れる社会環境やシニアの労働意欲によって結果が左右されているということが見て取れるのです。

労働を「生きがい」に

バリバリと働いていた人が、定年退職後に生きがいを失って元気をなくしてしまったという話を聞いたことはありませんか?

ゆっくりと余生を楽しみたいという方もいるでしょうが、実際に退職後に家にいるようになると、趣味だけでは時間を持て余してしまうということもあるようです。労働はシニアの生活の生きがいにもなり得ます。

シニアは人生経験が豊富で、過去の知識を活かして仕事をすることができます。丁寧に商品を説明したり、相手の話をじっくり聞いてクレーム対応をしたりするなどのスキルはシニアの方がある場合が多いです。また、シニア向けの商品開発では、シニアならではの着目点で開発に携わることができます。

逆に、新しいことを覚えなければいけない仕事や、細かい文字を読まなければいけないような仕事は、シニアには不向きです。このように、シニアに向いている仕事を会社のなかで洗い出し、シニアの能力を活かして働いてもらうということが大事になります。

また、長時間労働や、何時間も残業をしなければならないような仕事は、シニアには体力的にも無理があります。シニアに限らず、今の時代は「どれだけ長い時間働いたか」ではなく、「限られた時間のなかでどれだけの内容の仕事をしたか」が大事です。

シニアの労働参加をきっかけに、今までの就業規則を見直し、時代に合ったものに変えていくということが必要になってきます。シニアが無理なく働くことができるような改革が、社会にも会社にも求められているのです。

ーまとめー

シニアが生き生きと働く姿は、若い労働者にも希望を与えます。閉塞感が漂う社会のなかで、自分が年をとったとき、こんな風に輝いていられたらいいと思わせるシニアの存在は貴重といえるでしょう。進みゆく少子高齢化を、国全体で乗り切っていくという気持ちが必要なのではないでしょうか。

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