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平均値だけではダメ?平均値と中央値の違いとは

JENNIE 編集部
2019年10月07日

ものごとの平均を知りたいとき、平均値を参考にされる場合が多いのではないでしょうか。しかし平均を表す言葉にはもうひとつ、「中央値」があります。正確データを参考にしたいときには、中央値にも目を向けるようにしましょう。

平均値とは

平均値を求めるときには、数字で表されるデータを足し合わせ、合計をデータの個数で割ります。例えばテストの点数の平均値を計算するとします。20点と70点、90点を取った3人のテストの平均点は、点数の20と70、90を足し合わせた合計180を、人数の3で割った60点ということになります。
同じように年収の平均値を計算してみましょう。年収200万円、300万円、400万円、500万円、600万円の5人の平均値は400万円になります。ところが600万円の人の年収を3,600万円に置き換えると、平均値は1,000万円に跳ね上がります。極端な話をすると、年収1億円の人が1人、収入のない人が4人いるとします。この場合の収入の平均値は2,000万円となり、収入のない人も2,000万円の収入があることになってしまうのです。1億円の収入がある人にとっては、平均値の2,000万円が少なく感じ、収入のない4人にとっては多すぎる金額です。このように極端に大きな年収を含むデータの平均値を見るときには、平均値が自分の年収に比べて大きいと感じる人の割合が多くなるのです。実際に行われた統計でも、平均値以上の年収の人は約4割であるのに対して、平均値以下の年収の人は約6割という結果が出ています。
また年収の平均値は、年齢やキャリアが加味されていないものが多数です。今のご自分の年収と比較するときには、平均値はかけ離れた数値である可能性が高いことを知っておくと安心です。

中央値とは

中央値とは、すべてのデータを大きい値もしくは小さい値から順に並べたときに、ちょうど中央にくる数値です。10個のデータで考えたときに、大きな値から順位を付けていくとすると、1位は一番大きな値、10位は一番小さな値、5位が中央値ということになります。
年収200万円、300万円、400万円、500万円、600万円の5人の中央値は400万円。600万円の人の年収を3,600万円に置き換えても、中央値は400万円のままです。
平均値はすべてのデータの中でつりあいが取れる点の値であるのに対して、中央値はデータの個数に着目したものです。一般的には中央値は、平均値の1割程度少ない数値になるといわれています。国税庁による平均給与は、資本金が2,000万円未満の企業においては425万円です。つまり1割少ない約380万円が給与の中央値と考えると、ご自分の実感と近いと感じる方が多いのではないでしょうか。

データの中心を正確に捉えるには

平均値にも中央値にも役割がありますが、どちらか一方だけを見ることは正確なデータを知る上で良くありません。
たったひとつの大きな値が平均値を跳ね上げることがあります。同じ企業で働く人の年収の平均値で見てみましょう。高額な年収の社員が1人いるとすると、平均値は上がります。社員一人あたりのおよその年収を知りたいときには参考になる値ですが、働く社員にとっては、その平均値は自分の年収とはかけ離れた金額に感じます。会社の中の、ちょうど真ん中の年収を知りたいときには中央値が参考になるので、ご自分の欲しい数値に近いものになるかもしれません。
このように、平均値と中央値をセットで見ることで、欲しいデータが得られ正しい読み取りができます。目的に応じて、平均値と中央値のどちらを使うのか判断するようにしましょう。

ーまとめー

平均値には偏りが生じることを理解しておくことで、平均値からおおよその中央値が見えてくることがあります。平均値と中央値は、どちらもデータを捉えるときには重要です。目的に応じたデータの捉え方をマスターしましょう。

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