会議中の眠気を撃退する方法を紹介

退屈な会議中や、昼食後の仕事中など、眠ってはいけない場面で眠気に襲われたことはありませんか?
日中、なぜ眠くなってしまうのでしょうか?眠気に襲われないための方法や、眠気を覚ます方法について紹介します。
日中眠くなるのはなぜ?
睡眠には、脳にある摂食中枢から分泌されるオレキシンという神経伝達物質が関わっているといわれ、オレキシンの分泌が多いと覚醒状態に、少ないと眠くなりやすい特性を持ちます。空腹時はオレキシンが多く分泌され、満腹になると分泌が減少するため、眠気につながります。
血糖値も眠気に関わっており、食後に血糖値が上昇するとインスリンが分泌され、血液中の糖のバランスを整え食事前の状態に戻そうとします。この時、眠気が起こります。そのため、昼食後は眠気が起こりやすいのです。
また、眠気には酸素量も関係があり、脳の酸素量が不足すると集中力の低下や眠気が誘発されます。職場の換気が十分にされず、二酸化炭素濃度が高くなると、酸素が不足し、眠気が起きます。
ほかに、必要な睡眠時間がとれていない睡眠不足で疲労がたまっている状態や、血行不良により、眠くなることがあります。
日中に強い眠気を感じる場合、病気が隠れていることもあります。睡眠時間が足りない状態が続くことで引き起こされる睡眠不足症候群は、睡眠障害の一つで、日中の眠気や疲労感を引き起こします。睡眠時無呼吸症候群によって、夜しっかり寝ているつもりでも睡眠の質が低下していて脳がしっかり休まっていないために、日中に強い眠気を引き起こすことや、ナルコレプシーという、強い眠気に襲われる病気もあります。
日中の眠気を予防しよう!
眠気を予防する方法として、午後に会議を控えている時は、昼食を少し工夫してみましょう。白米、うどん、菓子パンなどは血糖値が上昇しやすいですが、玄米やそば、春雨、豆腐などは血糖値が上昇しにくい食材です。コンビニエンスストアでも、糖質制限の食品が販売しているので、昼食に取り入れてみましょう。
会社のなかで過ごす時間が多い人は、室内の酸素が不足していることもあります。換気や、屋外に出るなどしてみましょう。外の風を感じるとリフレッシュになり、眠気覚ましにもなります。
睡眠不足を感じている場合は、10分程度の仮眠をとることもおすすめです。あまり長すぎると作業効率が下がってしまいますが、短時間の仮眠は、頭がスッキリして作業効率も上がります。
また、夜しっかり眠れていないことが、日中の眠気に関係します。睡眠を見直してみましょう。睡眠の質を高めるためには、十分な睡眠時間の確保、毎朝同じ時間に起きる、朝日を浴びる、寝る前3時間は何も食べない、寝る前にパソコンやスマホの画面は見ない、などがあります。できる範囲で少しずつ、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
寝てはいけない会議中に眠気を覚ます方法
予防していても会議中に眠くなってしまった、そんな時にすぐに眠気を覚ます方法があります。
眠気覚ましの定番は、ミント系のタブレットをこっそり口に入れたり、クール系の目薬をさしたり、眠気防止グッズを活用することです。
眠気に効くツボを押してみるのも良いでしょう。中指の爪の根元にある人差し指側の中衝というツボや、親指付け根の手の甲側にある合谷などが眠気覚ましに効果的なツボです。耳にも眠気に効くツボがあります。耳たぶを上下左右に引っ張り、刺激してみましょう。耳には多くのツボがあり、耳のマッサージは、頭の疲れをとり、頭痛や肩こりにも効果があります。
深呼吸して脳に新鮮な酸素を取り込むことも眠気覚ましになりますが、反対に息を止めることも眠気覚ましになりますし、積極的に会議で発言することもおすすめです。緊張感が高まり、脳が活発に働くことで眠気が起こりにくくなります。
休憩時間がある会議であれば、休憩中に冷たい水で手や顔を洗ったり、首を冷やしたりすることも効果的です。
ーまとめー
日中、どうしても眠くなってしまった時は、眠気を無理に我慢するよりも、10分程度休む方が、スッキリして仕事の効率が上がります。食事の量やメニューを考えても、寝てはいけない会議中に眠くなってしまったら、上記の方法を思い出して、実行してみてください。