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働き方改革!同一労働同一賃金でなにが変わる?

JENNIE 編集部
2019年02月12日

今後の働き方に大きな変化をもたらすかもしれない同一労働同一賃金。ドイツやフランスなど欧州諸国の動きを参考にして、日本でも2020年から取り入れられようとしています。では同一労働同一賃金とは、簡単にいうとどういうことなのでしょうか。

同一労働同一賃金の概念や社会の実情について知るとともに、メリットやデメリットについても具体的にご紹介します。

同一労働同一賃金とは

正規労働者と非正規労働者という言葉がよく使われていますが、これは雇用形態が違うということです。非正規労働者とはパートタイマーや派遣社員のことを指します。正規労働者と非正規労働者は、同じ仕事している点では同じなのですが、お給料やボーナス、ほかにも福利厚生や退職金などさまざまな待遇が大きく違ってくることが多いのです。

このような雇用形態の違いによる、待遇差の解消を目指すものが同一労働同一賃金です。同じ能力を持ち、会社への貢献度が同程度の人には、雇用形態に関係なく、基本給に差をつけることはできないという考え方です。能力の差や会社への貢献度に応じて多く支払うことは認められています。またボーナスについても同じで、雇用形態に関わらず会社への貢献度によって、同一のボーナスを支給する必要があります。ほかにも同程度の責任のある役職手当や、危険な作業に伴う特殊作業手当なども同じです。また時間外労働手当や深夜・休日労働手当、さらに通勤手当や単身赴任手当など、あらゆる分野で差をなくそうというものが同一労働同一賃金の考え方です。つまり非正規労働者という言葉自体がなくなる世の中になろうとしています。

同一労働同一賃金のメリットとデメリット

非正規労働者にとっては大きなメリットがあるように感じますが、実際のところ社会全体ではどうでしょうか。

まずは個人で見てみましょう。非正規労働者にとってはお給料が上がることが予想されますので、金銭的な余裕が生まれることになるでしょう。これが第一に同一労働同一賃金が目指すところでもあります。また正社員を目指すということに重きをおく必要がなくなります。今の働き方で、さらにステップアップする方法を見つけることができますね。自分の働き方と貢献度合いに見合ったお給料を、手にすることができるようになるでしょう。

一方でデメリットもあります。非正規労働者のお給料が上がる一方で、正規労働者のお給料が下がることが考えられます。お給料を等しく分配するために賃金の見直しがある場合もあれば、正規労働者という立場から自分のスキルアップを怠ってきた人は、お給料が下がる場合もあるかもしれません。

企業にとってのメリットは、非正規労働者が平等に活躍でき、モチベーションが向上することによって、さらに企業に貢献してもらえるという点です。企業としてもさらにパワーアップできるかもしれません。

デメリットについては、お給料の水準を保とうとする場合には人件費が大きくなってしまうという点です。また社員全員が賃金に納得のいく合理的な説明が必要になることもあります。労働者としては賠償責任を問えるありがたい制度ですが、企業にとっては大きな責任にもなるのです。

同一労働同一賃金の現状

正規労働者と非正規労働者に賃金差をなくすため、さまざまな手当を同一とするとしていますが、退職金と家族手当については検討段階であるといえます。

また日本で雇用契約を交わす際に「職務記述書」を取り交わすことはされません。皆が嫌がる仕事をした場合に評価が上がるなど、人としての行いに対する評価や、実際の仕事における評価が混同されあいまいとなる場合があります。同一労働という言葉自体の定義をしっかりと設定する必要があります。

また、部署の人事異動が難しくなる可能性もあるかもしれません。仕事内容が異なり、さらに賃金の水準が変わる部署への移動は困難になることも予想されます。同一労働同一賃金の実施までに、これらの課題をまとめ上げる必要がありそうです。

ーまとめー

新しい制度には多くの課題があるものですが、非正規労働者にとっては大きな変化が起きようとしています。平等に評価され、その分のお給料も得られるのです。同一労働同一賃金の概要を理解し、自分の働き方につなげてみてはいかがでしょうか。

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