AIの今後の発展と現状を“競馬”で解説!

AI、人工知能に関する技術は、今急速に発展を遂げています。さまざまな国や企業がAI技術の発展、向上に力を注いでいますが、果たして今、AIはどこまで進化をしているのでしょうか?
もうすでに、お掃除ロボットや、ホテルのフロント業務を行うロボットなど、単純な作業を行うことができるAIは身近に存在しています。
今後、AIがさらに人類の生活と密接に関係し、そして人類の知能を超えていく、そんな時代が来るのでしょうか。競馬を例にとって考えてみましょう。
競馬の勝ち馬予想をAIでできる?
ある企業が競馬アプリのハッカソンを行った際、AIで競馬の勝ち馬予測ができるアプリを開発したチームがいたそうです。そのハッカソンではAIによる勝ち馬予測アプリは選ばれませんでしたが、ハッカソン終了後、実際に競馬場でそのアプリを使って勝ち馬を予測してみようということになったそうです。
すると、3レースのうち2レースの予測が的中。外した1レースも、予測していた馬は僅差で2位という結果が出たそうです。当然、その場はすごい騒ぎになったということですが、このAIアプリを開発したチームは、競馬に関する知識はなく、開発の際に初めて競馬にふれたという状態だったそうです。
詳しい知識がなくても、AIで競馬の予測ができてしまったということになります。
データがあればAIでも予測は可能に!
AIは、過去のデータをもとにプログラミングされ、その知能を作っていきます。競馬であれば、競馬に関するさまざまなデータをAIにプログラムすることで、そのデータのなかからAIが分析をして、勝ちパターンを予測するという仕組みです。
つまり、データの組み合わせがうまくいけば、競馬の知識がなくてもAIによる勝ち馬の予測は可能になるということになります。
人工知能時代は確実にやってくる!
人工知能はすでに、エアコンや冷蔵庫などの家電製品に搭載されたり、人と会話ができるロボットや、気分にあわせて音楽を選んでくれたりするスピーカーといった、さまざまな形で身近にあるものになってきています。さらにこれから、人工知能はどんな場で活躍することができるのでしょうか。
たとえば、ドローンを使ったデリバリーサービスにおいて、画像認識技術をプログラムした人工知能が、災害時に救援物資を運搬するなどの技術が、もうすでに開発されています。自動車の自動運転技術の分野でも、さまざまな企業がしのぎを削っています。スマートフォンのアプリでも、人工知能を使ったものが増えてきて、日々進歩を遂げています。
では、これからの人工知能に求められていることとは何なのでしょうか?競馬の予測アプリの件でもありましたが、AIにデータをプログラミングすることで、その分野に詳しくなくても、答えを導き出せるということがわかりました。
人々の多岐にわたるニーズを分析、理解し、オペレーションコストの最適化をはかっていくためには、人工知能の力は欠かせないものとなっていくのではないでしょうか。
今後、人工知能はあると便利だというものから、人々にとって必要不可欠なものというように、進化を遂げていく時代が来るかもしれません。
ーまとめー
人工知能の進化に伴い、今後人工知能が人間に取って代わると考えられている業種も存在しています。それは、人間がやるよりも人工知能の方が正確に、コストもかからずにできるといった理由です。
私たちも日々の仕事のなかで、コンピューターのような無機質な関わり方でなく、人と人とのつながりや、細やかな心遣いなど、人工知能にはできないであろうことを意識していく必要があるのかもしれません。
そう遠くない将来、人工知能が人間の知能を超えるのではないかといわれている今、便利さだけにスポットをあてるのではなく、人間にしかできないことを考えていかなければいけない時代が来ているということかもしれません。