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マクロ経済スライドを知って将来に備えよう!

JENNIE 編集部
2019年10月24日

マクロ経済スライドで年金の所得代替率が下がるといわれていますが、マクロ経済スライド自体よくわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、マクロ経済スライドについて簡単に説明しましょう。

マクロ経済スライドとは

マクロ経済スライドとは、平均寿命や現役世代の人口など、社会情勢によって年金の給付水準を自動調整する仕組みのことです。少子高齢化が進み、現状のままの保険料水準では将来、現役世代の保険料の負担が大きくなってしまいます。そこで、年金給付金と保険料水準のバランスをとるためにマクロ経済スライドが導入されました。
公的年金の給付額は物価や賃金の変化によって毎年変動し、物価が上がればその分、年金の給付額も上がっていました。マクロ経済スライドは将来の現役世代の保険料の負担を考え、年金の給付額が増加する際の一部を積立金として将来の年金にスライドさせる仕組みになっています。例えば、年金額が20%上がるところを10%に抑え、残りの10%を将来の年金のための積立金に充てるといった具合です。その調整率は、賃金水準や物価をもとに決定され、極端に年金給付額が減ることはありません。また、マクロ経済スライドによって年金給付率がマイナスにならないように計算されています。

マクロ経済スライドが必要なわけ

年金の給付額は、基本的に物価の変動に合わせて増減する仕組みになっています。物価が上がるにつれてもらえる年金額も上がるようになっていますが、マクロ経済スライドによって年金の上昇率が抑えられます。現役世代の平均手取り収入に対する年金給付額の割合である所得代替率が下がっているため、年金の給付額が減っていると勘違いされがちですが、そうではありません。年金給付額の上昇率を抑えているだけなので、年金給付額そのものは増えるケースも考えられます。
マクロ経済スライドは、将来の現役世代の生活を守り、年金制度を長く続けていくためには必要な仕組みです。高齢化が進んでいる状態でマクロ経済スライドを活用しないまま年金制度を続けていては、将来の現役世代の負担が重くなりすぎてしまいます。現役世代の生活が苦しくなれば保険料を納めることも難しくなり、年金制度そのものが立ち行かなくなるでしょう。所得代替率の低下という数字だけにとらわれず、現状をきちんと把握して将来に備えることが重要なのです。

年金の所得代替率の低下に備えるには

年金の所得代替率が下がっていくことは現状では避けられないことですが、先にも述べたように年金の支給額が減っているわけではありません。また、年金を受け取る時期や保険料を納める期間を調整することで、年金受給額を増やすこともできます。厚生年金の場合、会社員として働き続けていれば70歳まで保険料を納めることが可能です。保険料を長く納めれば、その分が受給額にも反映され、受給額が増えます。さらに年金の受給年齢を遅らせて年金の受給額を増やすことも可能で、受給年齢は最大70歳まで繰り下げることができます。
大切なのは、自分がどれくらいの年金を受け取れるかということを把握し、備えることです。年金の受給額は納めた保険料によって年々変化していくため、年金定期便で自分が受け取れる年金がどれくらいになるのかを確認しておく必要があります。50歳を過ぎると、年金定期便に現状のまま60歳まで保険料を納めた場合の見込み金額も記載されているので参考にすると良いでしょう。また、50歳未満でも「ねんきんネット」を利用して将来の年金額などの試算をすることができます。

ーまとめー

年金の給付額はその人の収入や納めた保険料によって変化するため、人によってさまざまです。自分の年金がどのような状態にあるのかを定期的に確認し、それをもとにして自分に必要な将来への備えを考えると良いでしょう。

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