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忘れても安心!年末調整での申告漏れは確定申告で。

JENNIE 編集部
2018年12月19日

年末が近づいてくると、年に一度の年末調整の時期がやってきます。1年の流れを早く感じるとともに、仕事が忙しく慌ただしい日々の中で、年末調整の控除の申告を忘れてしまった人もいるのではないでしょうか。

こちらでは年末調整での申告漏れに気づいたときの、対処法についてご紹介します。

年末調整って何?

まず、年末調整とはどのようなものかについてご説明します。

本来、収入のある人は確定申告をする必要があります。しかし日本中の労働者が税務署へ押し寄せると、パンクしてしまいますね。そこで、税務署の負担を軽くするためにも、会社が所得や税金の申告をしてくれるものが年末調整なのです。

所得税とは、1年間のお給料やボーナスの額に応じて決まるものです。しかし毎月源泉徴収されている金額は、1年間の収入の見込み金額を12か月で割った金額なのです。そこで年末に改めて計算し直し、正しい所得税の金額に調整する作業を年末調整と呼ぶのです。

正しい所得税の計算をし直す際には、所得控除を考慮して計算します。生命保険や地震保険に加入している人は、控除証明書を添付し申告することで、生命保険料控除や地震保険料控除を受けられます。

また配偶者や扶養する家族がいる場合には、配偶者控除や配偶者特別控除のほかにも扶養者控除など、状況に応じた申告をすることで、所得控除が受けられます。所得控除の種類は14種類あり、年末調整では医療費控除や寄附金控除および雑損控除以外の、11種類を申告することができると覚えておくと良いでしょう。

これらの所得控除を考慮したうえで計算し直した結果、多く払っている分は返金され、不足している分は徴収されるのです。

年末調整で申告漏れが多いもの

11種類の所得控除のうちから該当するものを申告するには、書類の書き方がわからない、書類の提出が間に合わない、控除証明書を紛失してしまったなど、さまざまな理由によって年末調整で漏れが出てしまうことがあります。年末調整で漏れが生じる具体的な事例をご紹介します。

・紛失した生命保険や地震保険の控除証明書が見つかった
・自分で納めている社会保険料(お給料から天引きされているもの以外)の記入を忘れた
・個人型確定拠出年金(iDeCo)について記入し忘れた
・扶養する親族を書き忘れた
・配偶者特別控除を受けられないと勘違いしていた

2018年分からは、新しい配偶者特別控除が適用されるようになりました。所得控除を受けられる配偶者の年収が、引き上げられるようになったのです。以前は、配偶者の年収が103万円以下のときには配偶者控除が受けられ、103万円から140万円までは控除額は年収に応じて減少するものの、配偶者特別控除を受けることができました。

2018年分以降、配偶者控除については変更ありませんが、配偶者の年収が103万円を超えて150万円以下であれば配偶者特別控除として38万円の所得控除が受けられるようになりました。また、150万円を超えている場合には約201万円まで、以前と同じように段階的な配偶者特別控除が受けられるようになりました。

年末調整し忘れたら

申告漏れに気づいたら、年末調整のやり直しをすることが可能です。年末調整をした翌年の1月末には従業員へ源泉徴収票を配布します。それまでに申し出ることで、再年末調整処理を受けることができます。ただ、再年末調整処理は総務などの担当者にとって負担は大きいものでもあります。所得税の再計算をはじめ、書類の作成などの事務処理もやり直すことになります。

そこで、おすすめしたいのが確定申告です。源泉徴収票を受け取ったら確定申告に向けて準備をしましょう。源泉徴収票をもとに書類の作成と、受けたい所得控除を追記することで、払いすぎている税金が戻ってくるかもしれません。

ーまとめー

1月末までに再年末調整処理を受けようとすると、急ぐ必要があったり、処理する人も二度手間になったりします。確定申告の期限は3月15日と長いので、十分な準備期間がとれます。本来自分でしなければならない確定申告、一度経験してみることで自分の納める税金について考える機会にもなるかもしれません。

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