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ボーナスは引かれるものが多い?賞与にかかる税金や保険料のしくみ

JENNIE 編集部
2018年07月10日

ボーナスの時期が近づいてくると、嬉しい気持ちになりますよね。一生懸命お仕事を頑張った証拠です。ところが、総支給額と手取り額の違いに驚かれた経験はありませんか。

こちらでは、ボーナスから引かれる税金や社会保険料について詳しくご説明します。

ボーナスの総支給額から引かれるもの

まずボーナスは、毎月のお給料と同じで給与所得として扱われます。毎月のお給料から税金や社会保険料が引かれていることは、みなさんご存知かもしれません。これはボーナスについても同じなのです。

ボーナスも所得税や社会保険料の支払いの対象となり、天引きされることで納税されているのです。なお、引かれる社会保険料の内訳は、健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料です。40歳以上になると、これに加えて介護保険料も引かれるようになります。この引かれたものについては法定控除と呼ばれ、法律的に控除されることが決められているものです。

一方、住民税も毎月のお給料から引かれていますが、ボーナスからは引かれることはありません。ただし退職時の賞与に関しては、住民税の一括徴収がありますので、注意が必要です。

賞与から引かれる所得税の計算方法

それでは、実際に賞与から引かれる所得税がいくらになるのか、計算方法をご紹介します。

まずは、前月の給与から社会保険料を差し引いた額が基準となりますので、計算しておきましょう。その額と扶養親族の人数に応じて、「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」と照らし合わせ、賞与の金額に乗じる税率が決まるのです。

例えば、社会保険料を控除したあとの賞与の額が50万円である場合で、計算してみましょう。さらに扶養親族が1人で、なおかつ先月の給与から社会保険料を控除したあとの金額が30万円だったとします。このとき「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」を参照し、ご自分に該当する欄を見つけ出します。

そうすると、扶養親族が1人で、社会保険料を控除したあとの金額が30万円であるときの税率は、6.126%ということがわかります。つづいて、社会保険料を控除したあとの賞与の額である50万円に税率6.126%を乗じ、所得税は3万630円となるのです。

この計算方法から、給与が増えるほど所得税も増えることがわかります。

賞与から引かれる社会保険料の計算方法

賞与からは、所得税のほかに社会保険料が引かれることを、先ほどもお話ししました。では、社会保険料は実際には、いくらぐらい引かれるものなのでしょうか。

まず、社会保険料には健康保険料や厚生年金保険料および雇用保険料が含まれています。賞与に対する雇用保険料は、賞与の総額に雇用保険税率を乗じることにより算出されます。一般の事業である場合の雇用保険税率は、0.3%と決められていますので、賞与の総額に0.3%を乗じた金額が雇用保険料となるのです。農林水産・清酒製造業や建設業である場合は、税率は0.4%として計算します。

つぎに、健康保険料や厚生年金保険料の算出方法です。こちらは、賞与の標準賞与額に税率を乗じることにより算出します。標準賞与額とは、賞与の総支給額1,000円未満の端数を切り捨てた金額のことを言います。税率は、ご自分が加入している健康保険組合ごとに異なりますので、確認してみましょう。

例えば、協会けんぽの東京支部に加入している場合、健康保険料の税率は9.90%、厚生年金保険の税率は18.300%です。標準賞与額が50万円とすると、健康保険料は4万9500円となります。さらに厚生年金保険料は9万1500円です。40歳を超えている方は、介護保険料も加わりますので同じように計算してみましょう。

ーまとめー

賞与から、所得税や社会保険料が引かれることは、法律で決まっていることなのです。控除されている内容や金額の算出方法を知っておくことで、支給額と手取り額の差に驚くことが少なくなるかもしれません。賞与を楽しみに待つ気持ちがさらに大きくなると良いですね。

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