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夫婦二人暮らしの老後、どれくらいお金を貯める必要がある?

JENNIE 編集部
2017年11月08日

多くの人が定年を迎える60代ですが、日本人の平均寿命は2017年7月現在、男女共に80歳を越えています。定年を迎えてから約30年あまりの第二の人生でどうしても気になるのが金銭面です。できれば、夫婦で生活にゆとりを持って日々の生活を楽しみたいですね。

そこで、夫婦二人暮らしを想定し、どれくらいの蓄えが必要なのか。ゆとりある生活を送るための対策についてご紹介します。

老後の生活に必要なお金の総額は?

健康で長生きすることを望む人は多いですが、定年退職などにより、労働による収入が減るセカンドライフ。夫婦で生活していくには、どのくらいのお金が必要なのでしょうか。

教育費や住宅ローンなど、家計を圧迫していた支出が減っていく一方で、生活費、介護保険料、交際費など、シニアライフならではの新たな支出も出てきます。2015年に行われた厚生労働省の「家計調査報告(家計収支編)」では、無職の高齢夫婦世帯の家計収入は1ヶ月で約21万円、支出は約28万円、赤字は約6万円というデータが出ています。これらの数字を元に、定年退職後30年生きると仮定すると、約1億万円かかります。

収入のうち、公的年金など社会保障給付は約19万円で、残りは貯蓄や仕送りなどから補填している場合が多く見られます。夫が厚生年金を、妻が国民年金をそれぞれ平均的な額で受け取る場合二人合わせて約20万円で、定年退職してから30年間受給すると総額は7,200万円です。予想支出から予想収入を引くと、1,900万円の不足となります。

国民年金、厚生年金など、夫婦が加入している公的年金の種類で老後準備すべき資金は変わってきますが、やはり貯蓄などの蓄えがあるとより安心。いたずらに不安がるのではなく、それぞれの必要額を把握した上で対策を考えていきましょう。

老後の収入はどのようになる?

老後の生活資金は公的年金や、これまでの預貯金、退職金などで賄う人が多いでしょう。日本経済団体連合会の2016 年9月度 退職金・年金に関する実態調査結果では、大学を卒業したあとすぐ企業に就職し、昇進、昇格した標準者の退職金額は総合職で約2,400万円となっています。また老後の生活費に欠かせない老齢年金は2017年10月現在、65歳から支給されていて、高齢者世帯の収入の大部分を担うものです。

公的年金は国民年金とも呼ばれる基礎年金と、会社員などが加入している厚生年金の2種類があります。自営業、学生などは第1号保険者、専業主婦などは第3号保険者となり、いずれも国民年金に加入します。会社員や公務員が加入するのは第2号保険者で国民年金と厚生年金です。

厚生労働省の2017度のデータによると国民年金の場合は毎月約16,000円を納付し、引退後は満額で毎月約65,000円が支給されています。厚生年金では、月給の約18パーセントを企業と負担し、老後は基礎年金と合わせて約16万円が支給されています。年金は65歳からの支給となっていますが、60歳を越えると給付を繰り上げることも可能です。しかし、給付を受ける時期が早ければ早いほど減額されてしまうので気をつけましょう。

一方で、繰り下げ受給を選択すると、年金額は増額されます。年金の不足が心配で、新たに働き口を見つけることも一つの方法ですが、年金額の一部、もしくは全部が支給されない事態を招くことも考えられます。年金の基本月額と総報酬月額に相当する金額との合計が28万円以下の場合は年金が全額支給されますが、それ以上の収入を得る場合には注意が必要です。

算出額に加えてゆとり資金も用意しよう

老後の必要資金や年金にプラスして、病気や介護など、思わぬ出費に対しても備えがあればより安心です。そこで、支出の多くを占める生命保険や医療保険などを見直すことで、よりゆとりのある生活にシフトしていきましょう。子どもが小さいうちは大きな保証のある生命保険に加入した人も、子どもが成長するに従って保証額を小さく見直すこともできます。

一方で、健康面での不安は年齢を増すごとに大きくなりがち。自分の健康状態などから、医療保障などは慎重に見直す必要があります。また、いざという時の備えと、老後資金を貯めるための対策として保険を選ぶのも一つの方法です。貯蓄性が特長の個人年金や、終身型の生命保険などでなるべく長い期間コツコツと貯めることで、受け取る保険金額を大きくすることができます。

ーまとめー

老後に必要な資金は総額で約1億円と聞くと、難しく感じる人も多いでしょう。しかし、退職金や、公的年金、貯蓄などをうまく組み合わせることで賄えるよう、老後への備えが肝心です。ライフスタイルに合った資金計画を立て、楽しいセカンドライフを送りたいですね。

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