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老後の不安を解消する、意外に知られていない助成金

JENNIE 編集部
2017年12月13日

高齢化の影響もあり、老後のお金の不安を抱える人が増えています。助成金を利用するとお金の不安を軽減できますが、原則として申請主義のため制度の存在を知り申請する行動が大切です。

老後の不安解消に役立つ助成金についてご紹介します。

高額な医療費も安心の「高額療養費制度」

病気になったときは、体だけでなく医療費の心配もしなければなりません。そんなときに利用できる高額療養費制度とは、医療保険のように意識して掛け金を払っていなくても高額な医療費が発生したときに限度額を超えた分のお金が戻ってくる制度のこと。

私たちは健康保険を使って保険診療を受けられますが、高額療養費制度は健康保険制度のなかに含まれている制度の一つなのです。主なポイントは下記のとおり。

・1か月単位(ある月の1日から末日まで)で医療費を計算する
・同一の医療機関で同一の診療を受け自己負担額が所定の限度額を超えたときに適用される
・上限額は年齢と所得に応じて決められている
・定められた条件を満たすと、さらに負担が軽減される
・入院時の食事負担や差額ベッド代、先進医療の技術料などは含まれない

上限額の一例:69歳以下で年収約370~770万円
80,100円+(医療費-267,000)×1%

高額療養費の支給を申請したいときは、加入している健康保険組合などの公的医療保険に支給申請書を提出します。

自宅をバリアフリーに!「高齢者住宅改修費用助成制度」

高齢になると、介護を予防したり介護負担を軽減したりするための住宅改造が必要になる場合があります。住宅改造でお金がかかるときに利用できる制度が高齢者住宅改修費助成制度です。助成を受けるためには、下記条件を満たしていなければなりません。

・65歳以上で介護保険認定を受けている人
・居住している住宅である
・申請前に工事が始まっていない

工事前に助成を申請しないと支給されないため、慌てて工事を始めてしまうことのないように注意しましょう。要支援・要介護区分にかかわらず、支給限度基準額は20万円。9割の18万円を上限として支給されます。住宅改造の例は下記のとおり。

・手すりの取り付け
・段差解消
・床材や通路材の変更
・引き戸などへの扉取り替え
・洋式便器などへの便器取り替え

自治体によっては、高齢者住宅改修費用助成制度以外の自治体独自の助成制度が定められている場合もあります。自治体窓口で確認してみてください。

60歳超えで給与が下がったときの「高齢者雇用継続基本給付」

厚生年金支給開始年齢の65歳引き上げに伴い、60歳以上になっても働き続けられるように高年齢者雇用安定法の改正がなされました。しかし、60歳以降になると賃金が低下してしまうケースが一般的です。

雇用保険制度では、低下した賃金の一部を補う高年齢雇用継続給付が行われています。高年齢雇用継続給付のポイントは下記のとおり。

・対象
60歳以上65歳未満で被保険者期間が5年以上あり、賃金が60歳時点の75%未満、支給限度額339,560円未満で就労している人

・支給額
各月に支払われた賃金額に所定の受給率をかかて決められる
(例:賃金の低下率61%以下であれば15%、70%であれば4.17%)

高年齢雇用継続給付には2つの種類があります。

(1)高年齢雇用継続基本給付金
基本手当を受給せず60歳以降も継続雇用される人が対象

(2)高年齢再就職給付金
基本手当を受給したあとに再就職し、基本手当の支給残日数が100日以上ある人

老後もお出かけを楽しむ「シルバーパス制度」

老後は体力面の心配などがあり、お出かけに消極的になりがち。しかし、心身の健康を保つために長くお出かけを楽しみたいものです。

高齢者の積極的なお出かけを支援するために、バスや電車をお得に利用できるシルバーパスを発行している地域があります。地域によって要件や利用できる範囲が異なりますが、例として東京都のケースをご紹介します。

対象者
・東京都の区域に住所がある人
・70歳以上の人
・バス利用が困難ではない人

外国人登録をしている都民も対象です。主なポイントは下記のとおり。

・シルバーパス発行には負担金が必要
非課税の人は1,000円、課税の人は20,510円

・利用できるのは東京都区域内の停留所相互間
都電、都バス、都営地下鉄など(空港連絡バス路線や深夜急行バス、臨時バスなどは除外)

・有効期間は10月1日から翌年9月30日まで

※記事内の金額等は、2017年11月現在のものです。

ーまとめー

助成金制度は私たちの快適な生活を助けてくれるものですが、利用するためには申請が必要です。助成金の制度を知っておき、必要なときに利用できるように備えておきましょう。

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