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貯金をしても意味がない?日本の貨幣価値は将来どうなる?

JENNIE 編集部
2017年12月27日

ニュースでたびたび耳にするデフレ脱却という言葉。将来的にインフレになった場合、貯金しておいたお金の価値が下がるのではないかと心配している人もいるのではないでしょうか。

貨幣価値の基礎知識や将来不安についての考え方をご紹介します。

今と昔、日本の物価はどのくらい違う?

ものの値段は、時代や状況、場所で変わります。絶対的な物価というものは存在しません。たとえば卵1個の値段は、時代によっても国によっても変わるといった具合。物価の高い地域、低い地域という言い方もあります。

そのため、ある基準年に購入した商品やサービスを、現在手に入れるとしたらどれだけお金がかかるかという考え方をもとにして、消費者物価指数と呼ばれる物価の変動を測定するものが毎月作成されています。

総務省統計局のデータによる消費者物価指数は、2015年(平成27年)を100とすると、1965年(昭和40年)は24.4、2016年(平成28年)では99.9です。

つまり、1965年(昭和40年)の1万円の価値は、2016年(平成28年)では約4万円になるいうことです。

また、小売価格の変動をみてみると、たとえば、ビール 350ml×6本だと、
1964年:115円
1985年:1211円

ラーメン1杯だと、
1964年:59.4円
2010年:594円
と、約10倍に上がっています。

出典:総務省統計局 主要品目の東京都区部小売価格

これらをみると、お金の価値が不安定のように思えて不安になるかもしれません。しかし、日本のように急激なインフレやデフレが起きない安定な状態が続いている国であれば短期間で大きくは変わらないため、さほど意識せずに生活できるのです。

日本の現状と今後予想される物価の上昇

過去から現在における物価の変化のイメージがわかったところで、次は未来について考えてみましょう。

未来の物価予測は大変難しいものです。そのため、日本の政策を一つの視点としてみます。安倍晋三内閣の経済政策であるアベノミクスでは、長期デフレからの脱却による景気回復と経済成長が掲げられています。

デフレ脱却の目安の一つとしていわれているのが、物価上昇率2%という目標。物価上昇率2%と聞いてもぴんとこない人が多いのではないでしょうか。

100円のものが物価上昇率2%だと翌年に102円になるだけと小さい変動に感じられるかもしれませんが、10年後で考えれば122円です。100万円のものが122万円になってしまいます。わずか2%でも、継続すると大きな影響をもたらすのです。

このように、物価が上がれば、お金の価値は下がります。しかし、インフレになるなら貯金しても意味がないと短絡的に考える必要はありません。景気回復して経済が成長すれば、給料も上がるはず。ただ単純にお金の価値が下がった分だけ生活が厳しくなるというわけではないのです。

日本の景気回復こそ老後のカギ

日本では1990年代から物価面での低下傾向がみられ、いわゆるデフレの状態が長く続いています。そのため、安倍晋三内閣では、デフレ脱却を重要課題の一つとしているのです。

デフレがそのまま不景気を表すという意味ではなく、好景気のときでもデフレは起こり得ます。インフレも同様です。しかし、デフレが長く続いていると、企業はサービスや商品の価格を上げられず売り上げが伸びなくなります。

企業が儲からず給与を上げられなくなると、各家庭は消費を抑えます。各家庭が消費を抑える雰囲気が続くと、サービスや商品の価格をいつまでも上げられなくなるのです。

そのため、アベノミクスの第1の矢である大胆な金融政策では、流通するお金の量を増やしてデフレマインドの払しょくを図っています。経済成長によって景気が回復すれば国の財政も安定し、超高齢社会を迎えた日本でも安心して暮らせるようになります。

国の動きを見守りつつ、老後資金を蓄えるなどして個人や家庭でも将来不安を解消できるような努力を続けていきましょう。

ーまとめー

お金の価値は時代とともに変わります。アベノミクスではデフレ脱却を目指していますが、急激なインフレを心配しすぎて怪しい投資などに手を出さないように気をつけましょう。少しでも安心して暮らせるように、分散投資でリスクのバランスをとりながら老後資金を蓄えてください。

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