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青色申告と白色申告の違いは?それぞれのメリットデメリットも解説

JENNIE 編集部
2018年02月07日

確定申告の方法は大きく分けて二つあります。青色申告と白色申告です。それぞれのメリットとデメリットを知り、自分に合った方法を選びましょう。青色申告と白色申告の違いについてわかりやすくご紹介します。

そもそも青色申告・白色申告とは?

専業主婦など所得のない人には関係ありませんが、不動産所得や事業所得、山林所得などで一定以上の所得のある人は自ら税法にしたがって納税しなければなりません。その際に所得金額と税額の計算をし申告しますが、青色申告と白色申告のどちらかの方法を選べます。

青色申告は手間がかかる分、節税効果が高い申告制度となっています。10万円控除のパターンと65万円控除のパターンの2種類がありますが、節税効果の高い65万円控除のパターンで申請した方がお得です。たとえば所得税率10%の人の場合、65万円の控除によって6万5000円節税できます。

そのほかの違いやそれぞれのメリット、デメリットについて続けてご紹介していきましょう。

青色申告と白色申告の違いを比較

青色申告と白色申告の主な違いについて具体的にご紹介します。

【事前申請の有無】
青色申告:必要(申告する事業年の3月15日まで※)
白色申告:必要なし
※新規開業の場合は開始から2か月以内

青色申告をしたい場合は事前申請として「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に提出します。毎年提出する必要はなく、一度提出すればOKです。

【帳簿の形式】
青色申告:複式簿記あるいは単式簿記(※)
白色申告:単式簿記
※どちらを選ぶかで特典となる控除額に違いがある

【決算書の種類】
青色申告:青色申告決算書
白色申告:収支内訳書

【純損失の繰戻還付】
青色申告:適用を受けられる
白色申告:適用を受けられない

純損失の繰戻還付が受けられると、赤字金額を前年分の所得税額から引くことができ、還付金をもらえます。

青色申告を行うメリットとデメリットは?

青色申告を選択すると、白色申告の場合と同じ単式簿記で帳簿をつけたとしても10万円の控除を受けられます。節税効果の高さが特徴的な青色申告ですが、デメリットがないわけではありません。

【メリット】
・65万円(あるいは10万円)の青色申告特別控除を受けられる
・赤字を3年間繰り越せる
事業当初に赤字となっても翌年以降の黒字と相殺できるため、黒字となったときの納税額を少なくできる
・事業を手伝う家族への給与を経費にできる(青色専従者給与)
・30万円未満の固定資産を経費にできる
「少額減価償却の特例」により、10万円以上の備品でも減価償却を行わずに経費にできる(ただし合計金額300万円/年まで)
・自宅の光熱費などの一部を経費にできる
自宅で事業を行っている場合、家事按分(事業にかかわる割合で計上)により光熱費等の一部を経費に計上できる

【デメリット】
・65万円控除のためには複式簿記で帳簿を作成しなければならず帳簿づけが大変
・事前に税務署に申請書を提出して承認をもらっておく必要がある
・3月15日までに確定申告を行わないと65万円の控除が10万円に引き下げられてしまう

白色申告を行うメリットとデメリットは?

青色申告に比べて手間がかからない分、白色申告では控除面などの特典が少なくなります。青色申告の事前申請をしていない人は自動的に白色申告となります。

【メリット】
・税務署への事前申請が必要ない
・単式簿記でよい

【デメリット】
・青色申告のような所得税の特別控除を受けられない
・家族への給与を経費算入できず控除の上限もある
青色申告のような経費算入はできないものの、白色申告専従者控除を受けられる。ただし控除には上限があり配偶者で86万円、配偶者以外は1人につき50万円。
・赤字の繰り越し控除は変動所得や被災事業用資産の損失があった場合のみに限られる

なお、所得税納税の対象とならない人でも記帳・帳簿等は保存しておかなければなりません。注意しましょう。

ーまとめー

青色申告と白色申告にはそれぞれメリットとデメリットがあります。帳簿づけの手間がつらくなければ節税効果の高い青色申告がおすすめですが、どの程度の所得になりそうなのか、赤字の可能性はあるのかといった事業の見通しに合わせて選んでもよいでしょう。

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