page_top
人気記事ランキング

夏のむくみを緩和するセルフケア

坂口あや
編集/ライター
アジアンセラピスト
2018年09月10日

暑い夏は四季の中で最も「むくみ」を感じやすい季節。特に今年は猛暑だったこともあってエアコンの中で過ごす日数も多く、冷えやだるさを感じることも多かったのではないでしょうか? 夜になるとパンパンに張ってしまう足。朝になるとむくんでしまう顔。むくみは一刻も早く解決、スッキリしたいもの。

そんな朝晩の「むくみ」を緩和するためにはどうしたらよいのか、エステ・チャンティックのオーナーセラピストである長谷川亜沙美さんに、むくみが起きやすくなる理由と、それを緩和するための簡単セルフケアについて話をうかがいました。

夜寝る前にやっておきたい4つの簡単むくみケア

家に帰り、足のむくみやだるさを感じたら簡単フットケアは必須。お風呂からあがったあと、あるいは寝る前のゆったりとくつろげる時間を少しだけ使って実践してみましょう。翌日、足がスッキリと軽くなっているはず。毎日続けると、体の巡りそのものがよくなるので、健康な身体作りにも役立ちます。無理なく続けられるところから始めてみてください。

今回のポイント

足のケアをこれだけやっても10分かからないくらい。特に夏はエアコンの影響で体に水が溜まりやすくなってしまうため、適度な水分補給と、血行促進をした方が良いですね。

Esthe Cantikオーナー兼店長
長谷川亜沙美さん

01.硬くなった足指を広げて血行促進

足指と足指の間に手の指を挟み込み、足指の間を広げる

02.ひざ下のむくみを取り、ラインを綺麗にするケア

手をゆるいグーにして、指の第一関節から第二関節を骨のキワに沿うようにくるぶしから膝にかけて上下にしごく

Point代表的なむくみケアのひとつ。足の甲は痛いですが、軽くしごくことでスッキリとむくみが取れます。

03.腰回りの循環を良くするケア

くるぶしの周りの凹んでいる部分に沿って人差し指と親指で挟み込むようにしてぎゅっと押さえる(3秒くらい押さえて放す)

Pointぎゅっと押さえる時間は3秒ほど。3回を1セットとして3セットほど繰り返してください。

04.中足骨を和らげる

足の甲を両手で包み込むように持ち、中央に親指を置いて反らしたり丸めたりする

Point普段滅多にしない動きなので硬くなっている場合も。この部分が柔らかくなると周辺の筋肉のコリがほぐれ、足全体の疲れ解消につながります。

むくみの原因は筋力不足と重力による血流の滞り

むくみは病気によって引き起こされるものと、重力の関係で引き起こされるものとがあります。私たちが日頃感じる「朝はスッキリしているのに夕方になるとむくんでくる」というのは後者。足がむくみやすいのも、ここに大きな理由があります。

私たちの体内を巡る血液は、動脈によって心臓から体内に運ばれ、静脈によって心臓に戻ってきます。日中、生活をしている時には、足に向かって流れていった血液は、重力に逆らって足から心臓に向かって戻っていかなければなりません。

この時、下におりた血液を上に押し上げるポンプのような役割をするのはふくらはぎの筋肉。ふくらはぎの筋肉が動く=ポンプが動くということになるため、それによって血液は心臓に向かっていき、全身を血液が駆け巡るので体の循環が良くなります。

それでは、同じ体勢をずっと続けていたとしたらどうでしょう?

例えば座りっぱなしで1日過ごしていたら、座っている間はふくらはぎの筋肉は動かないので、血液や水分は心臓に戻りにくくなり、下に溜まったままとなってしまうため、むくみが起きてしまうことは想像にかたくありません。

立ち仕事の人やデスクワークの人にむくみが多くなってしまうのはそのせい。運動不足によって筋力が衰えている人も、ふくらはぎの筋肉が動きにくくなっているため、同様にむくみが起きやすくなります。

ほかにもむくみの原因は何種類もあります。では、どんな種類があるのか、ざっくりとあげてみると、

1.立ちっぱなしなど「動」の影響(立ち仕事など)—重力・ふくらはぎの筋肉が動かないことによる
2.運動不足—ふくらはぎを十分に動かすだけの筋力がない
3.塩分・水分の摂りすぎ(清涼飲料水など)—水分を保持する塩分の性質により、水分を取りすぎることで不要な水分が溜まってしまう
4.飲酒(ビールなどお酒を飲む機会が増える)—酒には血中水分を失わせてしまう働きがあり、体が必要以上の水分を取り込もうとする
5.冷え(エアコン)—冷えによる血行不良が体の巡りを悪くする
6.同じ姿勢で長時間過ごすこと(デスクワークでの座りっぱなし)—ふくらはぎの筋肉が動かないことによる

があります。これらの原因で起こるむくみは顔から指先、足の先まで、いろいろ。こちらも顔から足に向かって症状をあげてみると、このようになります。

顔のむくみ

・顔がパンパンに張っている
・目が小さくなり、ちゃんと開いていないように感じる

手のむくみ

・手の指が太くなり、指輪が入りにくい(もしくは抜けない)

足のむくみ

・足が重い
・足がパンパンに張り、太くなっている感じがする
・足首のくびれがなくなり、足の甲の肉が盛りあがっている感じがする
・靴が夕方になるとキツく感じられる

むくみは顔、指先、足先と、体の末端に出てくるのが特徴。足をむくんだままにしておくと、そのまま太くなってしまうため、できれば毎日簡単でよいのでセルフケアを行い、血流やリンパの流れを良くしておきたいものです。

むくみを防ぐために必要なのは「運動と日常生活の見直し」

むくみは日頃のケアによって緩和することができると長谷川さん。最後にむくみを緩和するために心がけるべきことについて聞いてみました。

「むくみ対策として大切なのは、まず“筋力をつける”こと。筋肉は血液やリンパの循環を良くするポンプの役割を果たしているので、程よい運動を少しずつでも毎日続けることをおすすめします。

そして1日の終わり、お風呂に入った後や寝る前などに“足を揉む習慣をつける”こと。自分の“手”でケアをすると、次第に体の状態がわかるようになってきます。体調不良を早い段階で見つけることができれば、症状が重くなる前にケアができるようになります」と長谷川さん。

最後に教えてくれたのは「オフの時間を作るようにする」こと。ストレスは万病のもと。自分に合ったスタイルで長く続けられる運動を探すこともむくみ予防に欠かせないポイントのひとつと言えそうです。

血行促進や筋力アップは、体の巡りを良くして老廃物を排出し、新陳代謝を活発にしてくれるため、むくみの解消だけでなく、体調そのものが良くなっていくことが実感できるはず。ぜひ今回ご紹介したセルフケアから始めてみてください。

 

取材協力

Esthe Cantik

住所

静岡県浜松市南区小沢渡町230−2

問い合わせ先

053-522-9416

人気の記事

あわせて読みたい