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冷えを解消! 第二の心臓である足のツボを刺激。簡単セルフケアで身体を温める

岡アヤコ
2018年01月22日

寒い時期になると、冷えが気になる人は多いのではないでしょうか。冷えは女性だけでなく、男性にも実は多いってご存知ですか? 冷えは血液やリンパの流れが悪くなることによって老廃物が溜まり、栄養や酸素が身体のすみずみまで行きわたらなくなってしまうことによって引き起こされます。そこで血液やリンパの流れを良くすることで冷えを改善。足を中心に、毎日続けられるセルフケアで身体を温めるコツをボディセラピストの松本久美さんに教えていただきました。

足指を動かしたり、冷えに良いツボを刺激したりすることで、血液やリンパの流れを良くして、冷えない体へと導きます。効果を実感するには毎日続けることが大切。3分を目安に、10日間ほど続けてみましょう。

足のツボを刺激して、冷えを改善する方法

足指を動かしたり、冷えに良いツボを刺激したりすることで、血液やリンパの流れを良くして、冷えない体へと導きます。効果を実感するには毎日続けることが大切。3分を目安に、10日間ほど続けてみましょう。

今回のポイント!

足先から足をまんべんなく動かすことがコツです!

ボディセラピスト
松本久美さん

ウォーミングアップ

01.

足の指先を親指と人差し指でつまみ、1本ずつ順に揉んでいく。

Point足指を付け根(根元)のほうに押したり指先を引っ張ったりするのがポイント。さらに前後左右にくるくると動かすとよりgood!

【時短バージョン】

01.

右手で右の足首を持ち、左手の指を足指の「付け根」に裏から甲に向かってグッと差し入れ、全体を掴んでぐるぐる回す。

02.

1本ずつ爪の横を押して、刺激していく。

Point交感神経と副交感神経が刺激され、リラックス効果がある。

【足指グー・チョキ・パー】

01.

足をまっすぐ前に伸ばして足の指で「グー」を作るイメージで指を内側に丸め込む。

02.

続けて「チョキ」を作るイメージで親指だけを足の甲に引き寄せる。

03.

今度は親指だけを足の裏のほうに押し込むようにして「逆チョキ」を作る。

04.

最後は「パー」を作るイメージで両足の指をできる限り広げる。これを5~6回繰り返す。

Point足の指を動かすことに慣れると、脳が足指を使うよう指令をきちんと出せるようになるので、しっかり大地を足で掴むように歩けるようになる。

血流を良くして全身のだるさや
疲れをいたわるリラックスなツボ「湧泉」を刺激する

01.

つま先から約1/3のところ、足の関節の下にある部分を程よい強さで数回押す。(への字の頂点と覚えておくと良い)

Point湧泉は足の冷えへの即効性があると同時にリラックスするツボと呼ばれる部分。奥に向かって垂直に押し込むようにすることで血流を良くし、疲れをとってくれます。

自律神経失調やホルモンバランスの崩れによい
「三陰交」:くるぶし付近のツボの刺激

01.

内くるぶしの中心から指4本分上の骨の際にある「三陰交」の場所を確かめる。

01.

少し窪んだところを親指で数回、程よい強さで押す。

Point日頃から長めの靴下を履くなどして三陰交を冷やさないようにすると、冷えの予防になる。

万能ツボと呼ばれる「三里」:ひざ下のツボの刺激

01.

ひざの外側の出っ張った骨から指2本分下、さらに指1本分ひざ頭側の部分を程よい強さで数回押す。

Point万能ツボと呼ばれている。胃腸に刺激がいくので、お腹の不調を改善する。

01.

少し窪んだところを親指で数回、程よい強さで押す。

Point日頃から長めの靴下を履くなどして三陰交を冷やさないようにすると、冷えの予防になる。

生活スタイルの変化による運動不足の状態が、冷えや体の不調を招く

オフィスビルでの仕事を通じて、思った以上に冷え性の男性が多いことに驚いた松本さん。
男性も女性も、デスクワーク中心の仕事をする人が増え、日常生活で「動く」ということが極端に減ってしまったからなのではないかと語ります。

「現代のビジネスマンは革靴を履いて過ごす時間が長いので、日常的に足指や足を動かす機会が減りましたよね。それは運動不足の状態。そのことが冷えにつながっているんです。特にデスクワークは目や脳の疲労、ストレスからくるホルモンバランスの乱れなどを招きます。こうした不調を感じながらも、見て見ぬふりをしている人が多いのではないでしょうか」。

運動不足の解消をしなければならないことは分かっていても、運動するためのまとまった時間を取ることはなかなか難しいもの。でも何もしなければ日々のストレスや疲れが蓄積され、小さかった不調はやがて病気へと進行していってしまいます。では、どうすればよいのでしょうか?

そこで松本さんが提案してくれたのが「セルフケア」。毎日ほんの少し自分の体をケアすることで、運動不足は解消できなくても、体の不調や冷えを緩和することはできるからです。

「冷えや体の不調を改善するには、まず“ふくらはぎ”をよく揉んであげること。ふくらはぎには腓腹筋という筋肉が両側についています。この筋肉を骨からはがしていくように後ろに引っ張り、さらに親指で筋肉の間を刺激してあげてください。チューブを絞るようにふくらはぎを上に向かってマッサージするのも効果的。手のひらで撫で上げるだけでも効果があるので、意識的にふくらはぎを触るようにしましょう」。

ふくらはぎは体の巡りを良くして健康を促す第二の心臓

ふくらはぎが第二の心臓と呼ばれているのを知っていますか。血液は心臓のポンプの働きによって、全身を流れています。しかし心臓から遠く離れている足はそのポンプの力が弱くなるので、老廃物を運ぶ血液の流れも悪くなります。またリンパは筋肉が動くことによって少しずつ流れていくので、筋肉を動かしていないと滞った状態になってしまうのです。

ここで重要となるのがふくらはぎ。ふくらはぎは刺激を受けることで筋肉が動き、下に下がってきた血液を上に押し上げるポンプの働きをするので、ふくらはぎの筋肉が動けば動くほど血液やリンパの流れが良くなっていくのです。その働きは心臓とよく似ています。このようにふくらはぎは足から体を健康にする心臓のような役割を果たしているのです。

点でとらえるツボと面で刺激する反射区の違いと体との関係

足の裏には反射区がたくさんあります。この反射区は臓器と連携している場所のことです。ツボを押して痛いと感じるのは、その臓器が正常に機能していないことを意味します。
ツボは点でとらえますが、反射区はゾーンセラピーと言われ、面で刺激します。
例えば、土踏まずには胃腸や泌尿器の反射区があります。その部分を塗りつぶすイメージで、指で押しながら上から下、下から上、斜め方向にまんべんなく刺激しましょう。ストレスからくる不調に効果があります。

自分の足を触ることで自分と向き合う

「生活スタイルは急激に変化していますが、人間の体の機能は昔からほとんど変わっていません。急激な変化に体が無理してついていっているのです。例えばデスクワークといっても、パソコンがなかった時代は今のように座ったままではなかったはず。何かをするのに席を立って体を動かす環境にありました」と松本さん。

座ったままでも用事を済ませられるようになってしまった現在、意識的に体を動かさないと体に無理がかかっている状態が蓄積されていきます。人生100年時代に向けて、この先健康でいるためには自分の体と向き合い、体から出すサインを見逃さないできちんと対処することが大切だということを改めて認識させてくれます。

「大事なのは自分を忘れないこと。足の指を一本一本触ったり、足の裏やふくらはぎをまんべんなく刺激したりすることってないですよね。毎日足を触ってセルフケアすることで、体の変化を感じやすくなるので、早めに対処できるようになります。仕事の合間に、ふくらはぎをさする、足首を動かす。お風呂に入ったときに、労わるようにゆっくりと足先から揉みほぐしていくなど、セルフケアできるチャンスはどこにでもあります。体の声を聞いて、自分と向き合う習慣をつけましょう」。

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