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健康のために知っておきたい統計データ:どんな食べ物が健康にいい?

カトウマモル
編集/ライター
マーケティングコンサルタント
2018年01月09日

忙しい生活を送らなければならないからこそ、からだが資本。健康には気をつけて過ごしたいものです。

健康を維持するうえで重要なポイントとなるのが、食べ物。食がからだをつくるとも言われるように、どんなものを食べるかに気を配ることが、病気を予防し、健康を維持することにつながります。

そこで今回は、「どんな食べ物が健康にいいのか」、参考になるデータについて考察します。

りんごは健康に良い。ウソ?ホント?

りんごは健康に良い。

…ような気がしますが、本当に健康に良い食べ物なのでしょうか。いくつかの調査結果を見てみましょう。

最初に取り上げるのは、オックスフォード大学の研究者が、りんごの「コレステロールを下げる効果」について行ったシミュレーション。コレステロールを下げる薬を上回る効果を得るには至らなかったものの、「現代的な薬と同等の効果を持ち、副作用も少なそうだ」という結論が出ています。

ちなみに、日本でも青森県で行われた調査で同様の報告があり、りんごを1日1個食べる人は、あまり食べない人に比べてコレステロール値が有意に低いという結果が出ています。

くわえて、りんごの効果はコレステロールの低下だけではないようです。

フィンランドやオランダなどで行われた長期間の追跡調査では、りんごをよく食べる人は、がんや脳卒中、気管支ぜんそくなどのリスクが低くなるとされています。

やっぱり、りんごは健康に良い!と考えてよさそうですね。朝食の一部やデザートとして、日々の食習慣に取り入れたい食べ物です。

きのこは○○のリスクを軽減する!

つづいて取り上げる食材は、きのこ。冬の寒い時期には鍋などで食べるのもおいしいですよね。

そんなきのこですが、国立がん研究センターと長野県のJAなどが調査したところ、がんのリスクを軽減することが判明しています。マウスを使った実験では、えのきたけには「発がん防止作用」、ぶなしめじには「がん移転抑制効果」が確認されたのだとか。

がんのリスクを軽減する以外にも、きのこには健康に良い効果があることが知られています。

たとえば、えのきたけ。えのきたけには、血液の改善効果、中性脂肪の減少を促す作用が確認されており、「レンチナン」という成分が、体の免疫力を高め、がん細胞の増殖を防ぐともいわれています。

ぶなしめじには、「βグルカン」という、免疫力を高めることで知られ、制がん剤として医薬品にも使用される成分が多く含まれているため、病気にかかりにくいからだづくりに効果があると考えられています。

また、なめこには消化管などの粘膜を保護して潤滑にしてくれる、「ムチン」が含まれており、胃を保護したり、鼻の粘膜を丈夫にしてアレルギーや風邪などにかかりにくくなることが期待できます。

食物繊維、ビタミンB類、ミネラルなどの栄養素が豊富で、低カロリーのものが多いきのこ。健康のことを考えると、日々の食卓で意識して摂るようにしたい食材のひとつといえるでしょう。

辛い食べ物は健康にいい?悪い?

最後に取り上げるのは、辛い食べ物。対象としたい辛さは「塩辛い」ではなく、「唐辛子」の辛さのことです。中華料理の定番、たとえば麻婆豆腐などの辛さをイメージすると分かりやすいかもしれません。

辛い食べ物が好きな人は「この辛さが健康にいい!」と言いそうですし、嫌いな人は「辛いものなんて食べていたらからだに悪い!」と言いそうですが、実際のところ、どうなのでしょうか?

中国で行われた「チャイナ・カドーリエ・バイオバンク」で行われた、辛い食事の頻度と死亡リスクに関する研究では、「辛い食事をほとんどしない人」と比較して「週に1~2回辛い食事をする人」は約10%、「週に3回以上辛い食事をする人」は約14%、死亡リスクが低下するという結果になったそうです。

もちろん、食べ過ぎると悪影響が出てしまう可能性もあるため、一概に「辛い食べ物が健康に良い」といえるわけでもなければ、苦手なのに無理やり食べるのが良い、ということでもありません。

ただ、日々の食卓で香辛料を上手に取り入れることができれば、免疫力を高めることを始め、基本的には健康面でポジティブな効果が期待できるということは覚えておくと良いでしょう。

健康に良い食べ物を見つけ、日々の食生活に取り入れよう

食べ物が健康やからだづくりに及ぼす影響や効果については、今回取り上げただけでなく、さまざまな研究や調査がなされています。

健康に良い食べ物は何なのか。自分が好きなものは健康に良いのか。そんな観点で、食べ物や食生活について情報収集してみると、意外な発見があるかもしれません。

食はからだをつくり、日々の食べ物は今だけでなく、将来も健康に暮らせるかのカギを握っています。食生活をより健康にできる、自分が取り入れやすい食材や食べ物を見つけ、日々の食生活に取り入れるようにしてみてはいかがでしょうか?

参考文献:長生きの統計学(川田 浩志 著、文響社)

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