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健康のために知っておきたい統計データ:仕事と余暇の過ごし方編

カトウマモル
編集/ライター
マーケティングコンサルタント
2018年01月31日

健康な生活を送るためには、日々の過ごし方が重要なのはいうまでもないことでしょう。一方で、「どんな過ごし方をすれば健康な生活を送れるのか」を考える機会はなかなかないかもしれません。

そこで今回は日々の過ごし方、そのなかでも仕事と余暇がどのように健康に影響するのかに関する、興味深い調査結果・研究結果について紹介します。

調査結果・研究結果がすべて、というわけではありませんが、自分の日々の過ごし方を見直す参考となる情報やヒントがないか、ぜひ探してみてください。

人がよく死ぬ仕事がある!?

人がよく死ぬ仕事、と聞くとどんな仕事をイメージするでしょうか?命がけの、危険な仕事を想像するでしょうか?

イギリスで行われた調査結果では、ある身近な仕事、ひょっとすると経験したことのある人も多いかもしれない仕事をすると、死亡率が高くなるという結果が明らかになっています。

調査の結果、死亡率が有意に高いとされた仕事は、「パブなどで働く飲食店従業員」。

この調査によると「全死因の20%は家庭や職場の受動喫煙」が原因とされ、統計的に「受動喫煙による死の半数はサービス業従事者に見られる」ことが判明したのだとか。

つまり、パブやレストラン、クラブなどで働き、屋内で客が吸うたばこの煙を吸う機会の多い人たちは、それにより死亡リスクが大きくなっているということのようです。

ちなみに、イギリスではその後屋内での喫煙が法律で禁止され、現在パブなどでは店の外に灰皿が置かれるようになっているそうです(でも屋外での歩きタバコは禁止されていないようですが…)。

休むか、体を動かすか。健康にいい余暇の過ごし方は?

つづいて取り上げるのは、余暇の過ごし方について。仕事や生活に追われていると、休みの日はついついお昼まで寝てしまい、ゴロゴロして一日が過ぎてしまう…ということはないでしょうか?

でも長い目で見ると、ゴロゴロした過ごし方を続けるのは良くなさそうです。

カナダ公衆衛生庁の研究者が行った調査によると、「余暇にはあまり体を動かしていない」と答えた人たちは、2年後のフォロー調査時に「自分が不幸である」と感じるようになっている割合が、比較的体をよく動かしている人の約1.5倍多かったそうです。

くわえて、初期に「体を動かしていない」と答えたものの、2年後のフォロー調査時に体をよく動かすようになっていた場合は、幸福度の低下は約3分の1におさえられたのだとか。

適度な運動が健康のために必要なのはよく知られていることですが、体を動かすことは心の健康を保つためにも良いようです。もちろん、体を動かしたその時には疲れてしまうでしょうが、その積み重ねが、数年後の幸せにつながるのかもしれません。

日々の過ごし方が、健康な自分をつくる

場所や人、環境など、周囲の影響は、意識しないうちに体にも心にも影響を及ぼします。

そして、その影響が積み重なることで、健康寿命を延ばすこともできれば、健康が徐々に蝕まれていく、ということも起こり得るのです。

今すぐ何か困るということではないかもしれませんし、なかなか自分のこととして考える機会が少ないかもしれませんが、今の日々の過ごし方が、将来の自分を形作っていく、というのはまちがいないでしょう。

日々の過ごし方や周囲の環境に自分の心身の健康が左右されることがある、ということを理解したうえで、働き方や余暇の過ごし方など日常生活を見直してみると、今だけでなく将来に至るまで自分が健康であるための意外なカギが見つかるかもしれません。

参考文献:長生きの統計学(川田 浩志 著、文響社)

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