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健康診断で肝臓の数値が悪いといわれたら?検査項目にはどんな意味がある?

JENNIE 編集部
2018年04月18日

年齢を重ねてくると、健康診断で異常が指摘されることもあり、健康について意識する機会も増えてきます。特にお酒をよく飲む人では、肝臓周りが心配ではないでしょうか?

今回は、健康診断でチェックされる肝臓周りの検査項目の数値とその意味についてご説明いたします。

ALT(GPT)・AST(GOT)とは

肝臓を検査する項目に、ALT(GPT)・AST(GOT)があります。これらは肝臓の中にある酵素で、何らかの原因によって肝細胞が壊れると血中濃度が高くなります。

・ALT(GPT)の正常値と異常の場合に考えられること
厚生労働省の基準では、30 IU/L以下が正常値とされています。数値が上昇している場合、肝炎や肝硬変、脂肪肝などの病気が考えられます。

・AST(GOT)の正常値と異常の場合に考えられること
AST(GOT)も同じく、30 IU/L以下が正常値です。AST(GOT)が上昇している場合にも、肝炎や肝硬変、脂肪肝などが疑われますが、必ずしも肝臓の異常だけではないことに注意が必要です。

AST(GOT)は肝臓の異常だけでなく、心臓や筋肉にも含まれていますので、心筋梗塞や筋肉傷害でも上昇することがあります。そのため、数値が上昇している場合には、AST/ALT比についても注意しましょう。

γ-GTPとは

γ-GTPとは肝臓の解毒作用に関係する酵素です。こちらは肝臓および胆管の細胞が壊れてることにより上昇します。アルコール性の肝障害を判断するひとつの目安です。厚労省の基準では、正常値は男性50 IU/L以下、女性30 IU/L以下となっています。数値が高い場合、肝機能が低下していることを意味します。

注意しなければならないのは100IU/Lを超えている場合です。お酒を飲む人では、100IU/L程度までなら数値が上がっていても、1週間ほどお酒を控えることで数値は正常値に向かうことが多いですが、100IU/L以上では脂肪肝が進行している可能性が高く、治療を考えなければなりません。

ただし、お酒を飲まない人でも、肝臓や胆管に異常がある場合は数値が上昇します。その場合には専門医に相談しましょう。

肝臓の数値の異常を指摘されたらどうすればよい?

では、肝臓の数値の異常を指摘された場合は、どうしたらよいのでしょうか?

肝臓は沈黙の臓器といわれ、症状がでる場合は相当悪化してからとなります。そのため、特に自覚症状がない場合でも、健康診断で数値に注意しておくことが重要です。正常値を超えている場合には、肝臓の状態を知るためにも一度専門医に相談しておきましょう。また、数値の改善のためには、次のようなことに注意します。

・アルコールを控える
アルコールの量や、摂取している期間が多いほど、肝臓に中性脂肪がたまる率が高くなります。まずは、アルコールの量を控えるようにしましょう。飲み過ぎないようにすることはもちろん、週に2日は休肝日とすることがおすすめです。

・バランスのよい食生活と適度な運動を心がける
お酒を飲まない人に場合でも、食べ過ぎで脂質や糖質の摂取量が増え、運動不足になると、肝臓に中性脂肪がつきやすくなり、脂肪肝へと進みます。バランスのよい食生活を心がけることによって、中性脂肪が減り、数値や機能は回復します。また、基礎代謝カロリーを増やすために、筋肉を使う運動をすることも効果的です。

・ほかの薬を飲んでいる場合
また、ほかの病気の治療のために薬を飲んでいる場合、それが原因で肝臓の数値に異常がでる場合もあります。持病で長期的な薬の服用が必要な場合など、状況によっては薬の変更が必要となるケースもありますので、検査結果を持って主治医に相談しましょう。

ーまとめー

肝臓の異常は自覚症状があらわれにくいため、病気の予防には健康診断での定期的な数値のチェックが重要です。正常値を超えている場合は、一度専門医の診断を受けて原因を特定しましょう。また、肝臓に負担をかける生活習慣については改善に取り組みましょう。

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