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金は安全?取り引きの仕組みとリスクを知ろう

JENNIE 編集部
2019年02月25日

株や為替よりも、金の投資は安全だと聞いたことはありませんか?本当に金への投資は安全なのでしょうか?人から聞いた話だけで投資をしてしまうのは危険です。まずは、金への投資や取引の仕組み、リスクについて知ってみましょう。

金が安全といわれる理由

金は、株式や債券、通貨などの紙の資産とは異なり、ものであり、限りある資源です。採掘や精製するのに人件費などコストがかかるため、どんなに価値が下がってもその価値がゼロになって破綻することがありません。資産価値に地域や経済力の差は影響せず、世界中どの国で換金しても同じ価値で取引されます。

食糧や原油であれば、国によって必要度も異なり、価格は変動しますが、金はどの国であっても平等な均一価格です。

金は株式などのリスク商品とは逆の動きをします。株式市場が暴落すると、金の価値が上がり、戦争や金融不安が起こると、安全資産として金が買われます。金は、世界共通の通貨といえますが、他の金属と同様にものとしての価値にとどまっている時代もありました。世界経済が回復してくれば、金を持つという重要性も薄れ、価格が下がる可能性もあります。

金への投資および取引の仕組み

投資や取引に使われる金は、混じりもののない、金の含有量が99.99パーセント以上ある純金です。100パーセントの純金を作ることは、技術的に困難です。日本では、純度1000分の995以上のものと法律で定められていますが、流通しているものは999.9です。欧米は995以上、香港は990以上のものが流通しています。

純金は価格急落の可能性が低く、安定性が高い、保有しているだけでは税金がかかりません。金の取引方法は、金地金や金貨、純金積立の現物取引と、金ETF、金先物取引、金鉱ファンドの証券取引があります。

金取引は全世界で24時間行われています。日本では、1グラム当たりの円建てで取引されます。金の国際価格は、1トロイオンス(=31.1035グラム)当たりのドル建て価格のため、国内金価格は、1グラム当たりの円建てに換算したものとなります。
計算式は国内金価格(円)=国際価格÷31.1035×ドル/円レートです。

売買価格は、さらに手数料と消費税がかかります。また、国際価格はCIF(Cost Insurance and Freight)価格が使用されます。商品が買主の指定した所へ届いた時点で、所有権が買主に移転するという取引条件下での価格のことです。

金への投資にもリスクはある

日本では円建て価格で取引されますが、国際市場ではドル建てで売買されるため、ドル/円為替レートの影響を受けます。円高ドル安のとき、国内金価格は下がり、円安ドル高のとき、国内金価格は上がることとなります。金を所持していることでの、配当金や利子は発生せず、元本保証はないので、預貯金とは異なり元本割れの可能性もあります。

金価格は、2018年4月に1トロイオンス=1365ドルと高値で取引されていましたが、その後ドル高傾向が進み、8月には1200ドル台と低下しています。市場関係者によると、アメリカは景気拡大により、利上げを継続する可能性が高いと考えられています。金利の上昇が継続した場合、利子のつかない金の保有をしておく理由はないということになります。

一方で、アメリカの原油価格が上昇しており、連動する消費者物価指数も上昇しています。上昇が続けば、実質金利が下がる可能性があります。その場合には、金相場が上昇すると考えられます。

また、金を購入し、保管する場合には、盗難や紛失のリスクがあります。銀行の貸金庫に保管したり、保険に加入したりする場合には、維持費や保険料などコストがかかることになります。

ーまとめー

金は、株式などの投資商品に比べ、それ自体に利用価値があり、価値がなくなることはありません。しかし、金へ投資することは元本が保証されないなど、リスクやデメリットもあります。金への投資考えるときには、金取引についてきちんと理解し、世界経済の動きについても知っておく必要があります。

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