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年金の新制度を賢く利用する方法を徹底解説

JENNIE 編集部
2018年05月23日

超高齢社会の今、自身の老後の資金についての不安は尽きません。年金は老後の資金を考えるうえで軸になってくるものです。その年金に、新たな制度ができていたことをご存知でしょうか?自分が勤める企業でも、新制度が導入されたけれど、これはお得なのだろうか?

そんな人のために、新しい年金制度についてご説明します。

新年金制度、DCとは?

新しい年金制度、DCは、日本語で確定拠出年金と呼ばれています。

2001年に施行された確定拠出年金法に基づき、毎月の掛け金をあらかじめ決めておき、積立金の運用を行って、その運用成績に応じて、将来受け取る年金の給付額が決まるものです。公的年金に上乗せされる年金のひとつです。従来の厚生年金基金などの企業年金制度は、給付額が約束されているというものですが、中小零細企業には十分に普及していませんでした。

また、離職時や転職時に年金資金の持ち運びが不十分で、労働移動に対応しきれていなかったという問題点を踏まえ、確定拠出年金制度が導入されました。企業の事業主が主体となって掛け金を拠出する、企業型確定拠出年金と、国民年金基金連合会が主体となり、加入者が掛け金を拠出する個人型確定拠出年金の二つがあります。

企業型DCと個人型DCのメリットとデメリット

企業型確定拠出年金は、事業主である企業が運営の主体となり、その企業に勤める従業員を対象としたものです。一般的に、従業員一人ずつに口座が用意され、その口座に毎月の掛け金や運用収益が貯められていきます。

運用方法は、企業が用意した運用商品から、従業員が自己責任において商品を選びます。運用リスクは加入者本人である従業員が負うことになりますので、従業員をバックアップする投資教育が必要です。

【 従業員側のメリット 】

・運用方法を自分で決めることができ、運用成績次第では年金額が増えること。
・掛け金には全額所得控除になること。
・積み立てた年金資金を転職の際に転職先の企業年金に移換できること。
・積立金の残高がすぐに確認できてわかりやすいこと。

が挙げられます。

【 従業員側のデメリット 】

・年金額が事前に確定しておらず、運用成績が悪ければ年金額が減り、元本割れもありうるということ。
・掛け金を途中で引き出せないこと。

が挙げられます。

自分で老後の資金を貯めている人は、節税対策にもなり、手堅い運用をしていればお得になる可能性があるというのがメリットです。しかし、生活費などでなかなか貯蓄が難しい人にとっては、掛け金を途中で引き出せないというデメリットから、無理が生じる可能性があります。

個人型確定拠出年金は、国民年金基金連合会が運営の主体となって自営業者や、企業年金のない会社に勤めている人を対象としたものです。

【 メリット 】

・公的年金に上乗せできる制度であること。
・原則として60歳から老齢給付金を受け取ることができること。
・運用方法は加入者が決め、運用成績次第では年金額が増えるということ。
・掛け金の所得控除があり、所得税や住民税が少なくなるなどの優遇措置があること。
・積み立てた年金資金を転職時に転職先の企業年金に移換できること。
・積立金の残高の確認が容易であること。

が挙げられます。

【 デメリット 】

・年金額が事前に確定しておらず、運用成績によっては年金額が減り、元本割れなどのリスクがあること。
・事務費などの諸手数料に関しては加入者負担であること。
・掛け金を途中で引き出せないこと。

などが挙げられます。

個人型も企業型と同じく、自分で積極的に貯蓄をしている人には向いているといえます。

マッチング拠出とは何?

企業型確定拠出年金には、2012年からマッチング拠出という制度が追加されました。

マッチング拠出は、事業主である企業の拠出額に上乗せして、加入者である従業員が拠出できる制度です。事業主の掛け金の範囲内で従業員も拠出することができます。従業員の拠出額は、所得額から控除できるため、節税メリットを活かした老後の資金積立ができます。

マッチング拠出は、各企業が採用している制度などにより導入方法は異なりますが、導入する際には、より従業員の自己責任が求められる制度であるため、「継続的な投資教育」が、企業の努力義務とされています。

ーまとめー

公的年金だけでは老後が不安という人も多いと思いのではないでしょうか。自分で老後に備えて貯蓄をしている人は、確定拠出年金も検討してみる価値があるかもしれません。投資に関する知識をしっかり身につけ、老後の資金運用を考えるきっかけになるといいですね。

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