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つみたてNISAはどこがいい?金融機関選びの3つのポイント

向井 洋平
IICパートナーズ 常務取締役
年金数理人
1級DCプランナー
2017年10月26日

2018年からスタートするつみたてNISA(ニーサ)、その内容と特徴については「つみたてNISAで始めよう!現役世代にこそ必要な長期でコツコツ積立投資」で解説しました。

では、実際につみたてNISAを始めるにはどうしたらいいでしょうか?銀行にお金を預けたいときは、まず銀行に申し込んで自分の口座を作らないといけませんね。それと同じように、つみたてNISAを利用するには、まず銀行や証券会社でつみたてNISAの専用口座を作る必要があります。

銀行口座であれば、1人でいくつもの銀行に口座を作って使い分けることもできますが、つみたてNISAの口座は1人1口座しか作ることができません。つまり、どこか1つの金融機関を選ぶ必要があります。これは、つみたてNISAでの購入額が1人1年あたり40万円までと決められているからです。

そうすると、つみたてNISAを始めるにあたってまず決めないといけないのは、どの金融機関に口座を作るかです。銀行や証券会社を中心につみたてNISAを取り扱う金融機関は数多くありますが、ではどこを選べばよいのでしょうか?

今回は、その選び方について解説していきます。

購入できる商品の数と内容は金融機関によって異なる

金融庁への届出を済ませ、つみたてNISAで購入可能な商品は114本(2017年10月13日現在)となっていますが、このうちどの商品を取り扱うかは各金融機関の判断となります。

ネット証券のSBI証券や楽天証券などでは可能な限り多くの商品を取りそろえる予定であるのに対して、ほとんどの銀行では数本程度に絞って取り扱うことになりそうです。

単純に考えるなら商品の選択肢は多いほうがよいと思うかもしれません。ただ、100本以上もある商品の中から自分にあったものを選ぶのは、特に投資の経験がない方にとっては非常に難しいしょう。となると、取扱い商品を絞っている金融機関を選ぶという考え方もありだと思います。

つみたてNISAの対象商品は、「日本の株式に投資する商品」「世界の株式に投資する商品」「株式のほかに債券などにも投資する商品(バランス型)」の3つに大きく分けることができ、いずれもインデックス運用(市場に連動した運用)の商品が多くを占めています。

インデックス運用商品の場合、信託報酬(年間の運用手数料)の安さが重要な要素となりますが、その水準は概ね以下のとおりとなっています。

金融機関の商品ラインナップを見たときに、日本株式と世界株式で各1本、バランス型商品で株式や不動産(REIT)への投資割合が半分(もしくはそれ以下)の商品が1本、計3本以上の商品が用意されていて、信託報酬が上記の水準と比較して高くなければ、基本的な選択肢としてはひとまずそろっていると考えてよいでしょう。

まずは、今口座を持っている銀行やなじみのある金融機関で、つみたてNISAを利用することができるのか、利用できるのなら取扱い商品はどうなっているのか、一度WEBサイトなどで調べてみてはどうでしょうか。

購入できる頻度や金額設定は金融機関によって異なる

つみたてNISAでは、商品を「定期的に継続して」購入することが前提となりますが、その頻度までは一律には決められていません。ですので、年2回のボーナス月、毎月、毎週、毎日(営業日)など、様々な方法が考えられます。

これについても、金融機関によって対応可能なパターンが異なる可能性があります。ただ、毎月購入についてはおそらくどの金融機関でも対応しているでしょうし、それ以上の頻度にする必要性はあまりありません。したがって、年2回のボーナス月としたい場合に、それに対応しているかどうかを確認しておけばよいでしょう。

また、1回あたりの購入額については、年間の投資枠(40万円)を1年あたりの購入頻度で割った金額(例えば毎月なら33,333円)を上限として、一定の金額を設定することになりますが、いくらから設定できるかは金融機関によって異なります。

最初は少ない金額で始めたいということであれば、毎月1000円程度から設定できるところがよいでしょう。

申込み手続きや問合わせ窓口は金融機関によって異なる

つみたてNISAを始めるにあたって口座を作るには、大きく分けて、金融機関の店舗で申し込む方法と、インターネットを利用して直接店舗に足を運ぶことなく申し込む方法の2つがあります。

インターネットでの申込みであればいつでも都合のよい時間に行うことができ、店舗の有無や場所は関係ないですが、直接説明を聞いたうえで申し込みたいということであれば、近くに店舗のある金融機関が候補となるでしょう。

問合わせや相談の窓口についても、対面で対応してもらえる店舗の有無や場所、電話での対応の有無や時間帯などは金融機関によって異なります。WEBサイトでの情報だけでは不安がある場合は、こうした点も考慮に入れて選ぶとよいでしょう。

以上、3つの観点からつみたてNISAを始めるにあたっての金融機関の選び方について解説しました。金融機関は1年単位で変更することが可能ですが、変更には手間もかかりますので、長期的に取引を継続する前提で考えたいところです。

なお、できるだけ多くの金融機関をじっくり比較して決めたいという方には、各金融機関の商品数や商品ラインナップの一覧などを確認できるつみたてNISA総合サイトという便利なサイトがありますので、参考にするとよいでしょう。

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