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世の中の役に立ち、自分のお金も増やせる資産運用

向井 洋平
IICパートナーズ 常務取締役
年金数理人
1級DCプランナー
2017年10月02日

資産運用と聞いてあなたはどんなことをイメージしますか?

「なんだか難しそう」「損をしそうで怖い」「結局ギャンブルと同じではないか」…このようなネガティブな印象をお持ちの方も多いかもしれません。

しかしこれからの人生100年時代を生き抜くには、資産運用についての正しい知識をもっておくことがとても大切です。まずは資産運用の目的や基本的な考え方をしっかりと理解しておきましょう。

お金とは何か?

資産運用について考える前に、まずお金って何なのかということについて改めて考えてみましょう。

当たり前のことですが、買い物をするにはお金が必要です。お金はあらゆるモノやサービスと交換することができ、使い道は自由です。何かを売った人は、受け取ったお金を使って自分が必要とする別の何かを買うことができます。

例えば、会社員は自分の働きを会社に売ることによって給料を受け取り、そのお金で生活に必要なものを購入することができます。

次に、お金は貯めておくことができます。食べ物のように腐って使えなくなるということがありません。ですので、給料の受け取りは1か月に1回でも問題ありません。すぐに使わないお金は銀行に預けておき、必要な時に必要な額だけ引き出して使うことができます。

最後に、お金は資本としての性格を持っています。資本金という言葉があるように、資本とは何か事業を起こそうとしたときに、その元手となるものです。事業が成功すれば、元手となるお金は増えてきます。資本としてのお金は、お金を生み出すためのお金ということもできます。

まとめると、お金とは「あらゆるモノやサービスと交換できる」「貯めておける」「新たなお金を生み出す」という3つの性質をもつもの、ということになります。

なぜ資産運用が必要となるのか?

さきほど確認したように、お金は貯めておくことができ、いつでも必要なものと交換することができます。しかし長い期間がたつと、お金の価値は下がってしまうことがあります。

例えば、年に2%ずつモノやサービスの値段(物価)が上がっていったとすると、35年後にはおよそ2倍の値段になります。1万円は35年たっても腐ることなく1万円のままですが、1万円で買えるのは35年前の半分になってしまいます。つまり、お金の価値が35年で半分になったということです。

これからの人生100年時代、老後に備えて現役時代の収入の一部を積み立てていくことが重要になりますが、ただ貯めておくだけでは老後を迎えたときに価値が下がってしまい、必要なものを十分に買うことができなくなる可能性があります。そこで、資産運用により少しずつでもお金を増やしていくことが必要になるのです。

老後の資産形成のための資産運用は、イチかバチかで儲けるためのものではなく、物価の変動に合わせてお金の価値をしっかりと守っていくためのものだと理解しておきましょう。

お金は使われてこそ意味がある

お金には3つの性質があると説明しましたが、資産運用に回すお金はもちろん、新たなお金を生み出すための資本としてのお金になります。例えばある企業の株式を購入すると、毎年配当という形でその企業の収益の一部を受け取ることができます。

金庫にしまわれたままのお金は何に使われることもなく、物価の上昇とともに徐々にその価値を失っていくことになりますが、資本としてのお金は事業資金として使われ、新たな商品やサービス、雇用を生み出すもととなります。

お金はもっているだけでは価値は生まれません。お金が世の中で使われ、循環していくことで経済は成り立っています。当面使う必要のないお金を運用することは、自分の持っているお金の価値を長期的に守っていくとともに、必要とされているところにお金を提供することで世の中に役立てることにもつながるのです。

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