投資でお金を増やすために、知っておきたい資産運用方法のキホン

投資や資産運用。
老後に向けて取り掛かるにしても、その他の目的があるにしても、やるからにはお金を増やしたいものですよね。
でも、「お金を増やしたい」という漠然としたイメージだけで投資や資産運用を行うのは危険。
資産運用の選択肢は多岐にわたるため、漠然としたイメージで臨むと、イメージに合わない商品を選んで思うように成果が出なかったり、騙されてしまう可能性さえあります。
資産運用に臨む際には、「お金をどのように増やしたいのか」「お金を増やしたいイメージに合わせて資産運用をどのように行うか」を明確にすることが重要です。
しかし、「お金をどのように増やしたいのか」「お金を増やしたいイメージに合わせて資産運用をどのように行うか」どのように明確にしていけばよいのでしょうか?どんなポイントがあるか、考えてみましょう。
まずは資産運用に求めることを整理しよう
最初にしておきたいのが、資産運用に求めることが何かをきちんと整理するということ。何を求めるかには、投資額と投資期間、そして得たい利益の想定額など、さまざまな要素が関わってきます。
たとえば投資できる額が少額であれば、少額から投資できる商品の中から選ぶことが必要となります。
また一般的には得たい利益(リターン)が高ければ、リスクも高くなる傾向にあるため、リスクを取ってでもリターンを期待したい場合には、それに合った投資方法、あるいは設計の商品を選ぶことになるでしょう。
逆にできるだけリスクを取らず、安全に運用していきたい場合には、リスクが低いかわりに、リターンも大きくは期待できない手法、商品の中から選ぶことになるのが一般的です。
自分がどういったスタンスで資産運用しようとしているのかを整理しなければ、適切な運用方法を選ぶことはできません。できるだけ具体的にイメージを定めましょう。
資産運用の方法を選択する際のポイント
自分のスタンス、資産運用のイメージが定まったら、運用方法の検討に移るわけですが…実際に資産運用を行っている人は、どういったポイントで運用方法を選んでいるのでしょうか?
※ データ:ロードスターキャピタル株式会社プレスリリースより
・リスク、リターンで選ぶ
どの年代でも過半数があげているのが、「元本割れのリスクが低い」というもの。やはりリスクは一番気になるポイントのようです。
また、「リターンの期待値が高い」「手数料が低い」といった、リターン、利益に関わる内容をあげている人も、40代~50代を中心に多くなっています。
想定されるリスクやリターンは、資産運用方法を選ぶ基本的な基準のひとつといえます。
・投資スタイルとマッチした方法を選ぶ
20代・30代を中心に「1万円程度の少額から投資できる」「積み立てで投資できる」といった、投資スタイルに合わせた柔軟な運用が可能かどうかを重視する人も見受けられました。
自分が資産運用にどのように取り組むのか、自分がとるスタンスに合わせた資産運用方法やサービスかどうかも、検討する際に考えたいポイントです。
・運用のしやすさで選ぶ
手続きや運用、管理が容易であることも重要なポイントとなる場合があります。
実際、「ネットで手続きや確認できる」「スマホ・アプリに対応している」「いつでも解約できる」「運用の手間がかからない」といった項目は、年代によって差はあるものの、一定の支持を集めた結果となっています。
とくに中長期に渡って資産運用する場合は、環境の変化や運用状況により、調整が必要になるもの。運用しやすいかどうかということも、資産運用の方法を選ぶ際に検討することは重要です。
自分の考えにあった資産運用方法を選ぼう
投資や資産運用にはリスクがつきもの。一方で、適切な運用ができれば、将来や老後必要となるお金を賄うべく、自分の資産を形成するうえで役立ちます。
「お金をどのように増やしたいのか」整理したうえで、「お金を増やしたいイメージに合わせて資産運用をどのように行うか」をリスクやリターン、投資スタイルとマッチするか、運用しやすいか、といった観点で資産運用方法を検討することは、投資でお金を増やすための第一歩といえるでしょう。