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お金を増やす基礎知識:債券投資とは?【資産運用入門】

カトウマモル
編集/ライター
マーケティングコンサルタント
2017年12月15日

お金を増やしたいとは思っても、「資産運用」とか「投資」と聞くとなんだか難しそうで、足踏みしてしまう、ということはありませんか?

たしかにすべてを一度に学んだり、始めたりしようとすると覚えなければならないことも膨大になりますし、現実的ではないかもしれません。

そこでまずオススメしたいのは、「難しそう」という心理的なハードルを下げるために、ひとつひとつ整理しながら基礎知識を身につける、ということ。

この記事では、資産運用方法のひとつの選択肢である、債券投資の知っておくと良い基礎知識を取り上げます。

債券投資の概要:債券の特徴とリターンのしくみ

債券とは、国や地方自治体、企業などがまとまった資金を調達するために発行する証券です。

投資する側から見ると、債券を購入し、保有している債券の利息を受け取り、償還によって債券の額面(基本的には投資元本)が戻ってくるというのが、債券投資の流れとなります。

ちなみに、債券は一度購入すると償還されるまで持ち続けないといけない、ということはなく、保有している間に債券自体を売買することも可能です。

債券投資を始めるまえに知っておきたいのが、債券の発行側とリターン(投資を行うことで得られる収益)のしくみです。

・債券を発行する側は?

債券は、国が発行する国債、政府機関が発行する政府保証債、地方自治体などが発行する地方債、一般企業が発行する社債など、発行体によって分類されます。債券ごとに償還期間(満期となる期日)と年金利が設定されています。

また、外国の政府や企業などが発行する債券も投資対象とすることは可能であり、こちらは一般的には外国債と呼ばれています。

・リターンのしくみは3種類!

債券のリターンのしくみとしては、利付債、ゼロ・クーポン債、ディスカウント債に分かれます。

利付債はたぶんもっとも分かりやすいもので、決められた利息を定期的に受け取り、償還時に債券の額面が償還される、というもの。この場合、利息がリターンとなります。

一方、ゼロ・クーポン債は利息がない債券ですが、発行時に額面より大幅に低い価格で売り出されます。したがって、償還時に債券を額面通り受け取れば、差額がリターンとなる、というわけです。

ディスカウント債は利付債とゼロ・クーポン債の中間だと考えると理解しやすいでしょう。利付債より利率は低く設定される一方、発行時の価格が額面より低く設定されるため、発行価格と債券の額面との差益と利息の両方がリターンとなります。

債券投資のメリットやデメリットは?

では、債券投資のメリットやデメリットとしては、何があげられるのでしょうか。国内債券の場合と外国債券の場合に分けて考えてみましょう。

・国内債券のメリットとデメリット

国内債券のメリットとしては、償還まで保有すれば価格変動のリスクが低く、利回りや満期が確定しているという点、比較的少額から投資可能な債券がある点、銀行よりは金利が高いことがあげられます。

一方、購入できる種類が限られている上に、社債の場合は取引するためには100万円以上など一定の資金が必要となるなど、個人が取引するうえでは購入のハードルが高いという点がデメリットとなっています。

また、社債の場合には発行体(企業)が倒産した場合、元本が戻らないので注意が必要です。

・外国債券のメリットとデメリット

外国債券の場合、利率が国内債券より高いものが見つかりやすいというメリットがあります。

一方で、利率の高さは信用力の低さの裏返しともなっており、国債であっても債務不履行(デフォルト)のリスクがあり、発行体の情報収集が難しいケースがあるのはデメリットといえるでしょう。

メリットにもデメリットにもなり得るのが、為替の変動。動き次第で差益を獲得できることもあれば、元本割れとなることもあるため、外国債券に投資する場合には注意しましょう。

債券投資を行う際のポイント:リスクとリターンのバランスをどこでとるか

通常、発行~償還までの数年スパンの投資となる債券での資産運用。

債券投資を行う際のポイントのひとつが、リターンとリスクをトータルで考えたうえで、どこでバランスを取るのか、ということ。

一般的に、リターンが大きい債券は、信用力が低いため、購入されやすくなるようリターンを大きく設定していると考えられます。つまり、リターンとリスクの大きさが基本的に比例する傾向となります。

こうした点を踏まえると、まず明確にしたいのが、債券投資を行う目的が何なのか、(自分の資産運用において)どういった役割を期待しているのかということ。

そのうえで、どのようにリスクとリターンのバランスを取るのか、どの債券に投資するのか決め、資産運用を進めていくと良いでしょう。

こちらも参考にどうぞ:お金を貯める目的は?資産運用の前に考えておきたい「なぜ」

老後に向けた自分の資産形成の一環として債券投資を始めるときには、ぜひこの記事で解説した基礎知識を役立ててみてくださいね。

参考文献:いちばんカンタン!資産運用の超入門書(湯之前 敦 著、高橋書店)

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