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お金を増やす基礎知識:商品先物取引とは?【資産運用入門】

カトウマモル
編集/ライター
マーケティングコンサルタント
2018年01月30日

金・白金・ガソリン・灯油・原油・とうもろこし・大豆…。

これらの商品を対象にした投資方法が「商品先物取引」。

株式や投資信託、FXなどに比べるとあまり見聞きする機会がないかもしれませんが、そのルーツは江戸時代にまで遡ると言われる、伝統的な資産運用方法です。

伝統的な資産運用方法といっても、「商品先物取引」は一体どんなしくみなのでしょうか?そのしくみや、実際に投資する場合におさえておきたいポイントについて調べてみましょう。

商品先物取引の概要

商品先物取引は、商品取引所に上場されている商品が対象に、将来の一定期日に指定した商品を売買することを約束し、その価格を決めて行う取引のことです。

基本的には、「買ったものは売る」「売ったものは買い戻す」という反対売買による差金決済取引が行われます。そのため、現物の取引が発生することはほとんどありません。

取引は、商品によって定められている取引単位によって行われます。それぞれの商品には取引単位に対する証拠金の金額が定められており、実際の投資金額より大きな規模(約10倍~50倍)の取引が可能となっています。

※楽天証券の場合(2017年12月時点)

商品先物取引を行うためには、商品先物取引会社として登録している証券会社や金融機関などで、口座を開設することが必要です。

商品先物取引で資産運用するための基本

商品先物取引も対象が商品となるだけで、株式などと同じく、「安い時に買い、高い時に売る」「高い時に売って、安くなったら買い戻す」ことによる差益の獲得が目標となります。

差益の計算式は基本的には以下のようになります。

(売値-買値)×取引単位×保有数(枚数)

たとえば上図の例でいえば、金の価格は1gあたりで設定されていますが、取引単位はその1,000倍。したがって1gあたりの価格が100円違えば、100×1,000で取引単位(1枚)あたり100,000円、資産が変動することとなります。

また、商品先物取引を行う際に理解しておきたいポイントのひとつが、「限月」と呼ばれる期限が銘柄ごとに定められていること。

このため、数ヶ月程度、短い場合には数日といった比較的短期間の価格の変動を予測し投資するのが、商品先物取引における基本的なパターンとなります。

商品先物取引で資産運用する際のポイント

商品先物取引は、比較的少額の証拠金で、大きな単位の取引が可能であり、対象となる商品によっては短期間で値動きが出やすいものもあるため、お金を増やすチャンスの大きい資産運用方法といえます。

ただし大きな単位の取引になるということは、利益だけでなく、損失も大きくなる可能性があるということ。思惑と反対の値動きが出た場合には、証拠金以上の損失が発生するリスクもあるため、適切なリスク管理を行う必要があります。

くわえて、関連業界の動向や為替の変動など、それぞれの商品の値動きに影響するさまざまな情報を把握することが重要となるため、初心者には少々ハードルが高い面があるかもしれません。

とはいえ、仕事で関わりがあったり、個人的に知見がある商品があるようであれば、比較的少額から始められるため、資産運用の魅力的な選択肢となり得ます。

まずはこうした特徴を踏まえた上で、商品先物取引を自分の資産運用の選択肢に加えるかどうか、考えてみてはいかがでしょうか。

参考文献:いちばんカンタン!資産運用の超入門書(湯之前 敦 著、高橋書店)

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